算数授業研究 No.159 違いを編む「知性」を育てる指導法
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商品説明
編集後記より
本号の特集題は,筑波大学附属小学校の校内研究である,「違いを編む『知性』」の第2年次研究,「違いを編む『知性』を育む指導法」を特集題とした。
◆特集1 では本校算数部員それぞれが,「知性」を育むための具体的な指導法の例として,単元構想や授業デザイン,また提示の仕方や,発問,問い返しなどを述べている。
それらの大切さは,これまでも言われてきたことかもしれない。しかし,「知性」を育むという目的で改めてそれらを見つめ直してみると,これまでとは少し違ったアプローチの仕方をするようになった自分に気づく。
◆本文でも述べたように,意図的に「分解・合成」をすることによって,「構造」や「関係」をとらえようとする「知性」は,領域や単元を超えて発揮されるものである。もしかすると,そういう目をもって複合的に授業をデザインしていくことによって,算数科における中核的な概念や方略が,子どもの姿で明らかになっていくかもしれない。
◆研究とは,重ねれば重ねるほど新たなものが見えてくる反面,考えるべきこと,実践すべきことが増えていく。だからこそ,お読みいただいた皆様には,ぜひ忌憚のないご意見をいただきたいところである。
◆最後に,貴重なご示唆をいただいた,石井英真先生,志田倫明先生,小山雅史先生,小石沢勝之先生,また編集作業を支えていただいた,東洋館出版社の石川夏樹様に心から感謝を申し上げる。
(青山尚司)