月刊 特別支援教育研究2023年9月号
レビューを書くと100ポイントプレゼント
商品説明
基礎・基本から最先端の取り組みまで授業づくりについて幅広く理解することができ、日々の授業はもちろん、年間指導計画の作成にも役立つ内容となっています。学習指導要領や各種通知などのタイムリーな話題も、実践レベルで解説!教職員必携の雑誌です。
本書からわかること
中教審答申の「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」(2021年1月)は、副題が「すべての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」とされており、「個別最適な学び」と「協働的な学び」は、それぞれに今日的な課題として重要な内容を有しているキーワードと考えられています。
知的障害のある児童生徒に対する教育を行う特別支援学校(特別支援学級)においては、児童生徒の学校での生活を基盤として、学習や生活の流れに即して学んでいくことが効果的であることから、「各教科等を合わせた指導」は知的障害教育の中心的な指導形態の一つとして実践が重ねられてきました。また、この教育の専門性を支えるものであると言われるほど、これまで大きく捉えられています。
児童生徒の資質・能力の育成に向けて、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実が求められていますが、「各教科等を合わせた指導」においては、元来より集団で取り組むよさ(集団化)を大切にしながら、一人一人に合わせて支援を最適化(個別化)し、どちらも大切にしながらバランスよく取り組んできている指導の形態であり、それらを踏まえた取り組みがこれまでも実践されてきています。
そこで本特集では、これまでも「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を具現化してきた指導の形態である「各教科等を合わせた指導」について、これからの時代の取り組み等について追究する機会とします。また、現在の「各教科等を合わせた指導」が現場ではどのように捉えられ、どのような状況で取り組まれているかを検証し、併せて今後向かうべき方向性について考える特集号とします。