月刊 特別支援教育研究2023年11月号

    月刊 特別支援教育研究2023年11月号

      ISBN: 4910068371133

      全日本特別支援教育研究連盟/編

      $6.00

      目次

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      特別支援教育研究
      11
      2023-November
      No.795
      特 集
      いま改めて考えたい「合理的配慮」をどのように捉え、どう進めるか
      [論説]
      4 今、改めて合理的配慮について考える 加藤典子
      [実践・解説]
      8 就学移行期の情報共有「支援のバトンリレー」を目指して 田中美晴・光真坊浩史
      12 「分教室型交流及び共同学習」における合理的配慮 坪谷有也・佐々木 全
      16 児童生徒の「思い」「願い」に寄り添うということ 今井 彩・前原和明
      20 幼児期における合理的配慮の実践 森重亜美・久道佳代子
      24 基礎的環境整備と合理的配慮の提供にいたる背景とプロセス 永井直人・滑川典宏
      28 連続性のある多様な学び場づくり 渡邊典代・栃真賀 透
      [岡目八目]
      32 一人一人の子どもの充実した学びに向けて
      連載企画
      [格致日新]
      1 自立活動に期待する 井上昌士
      [今こそ知りたい特別支援教育の基礎知識 なるほど!]
      33 視知覚認知の理解と対応 実践編 柳下記子
      [やりがいと手ごたえのある学校生活を生み出す「できる状況づくり」]
      36 自立活動における「できる状況づくり」(中学部編) 青嶌雅文・若月未来・加茂 聡
      [ユニバーサルデザインの視点を活かす! 通常の学級における個別最適な学びと協同的な学び]
      40 自分の苦手を自分で補うICT活用 遠藤隆平・丹治敬之
      [通級指導担当者からの発信 自立活動ホップ・ステップ・ジャンプ]
      45 「コミュニケーション」の項目を含む指導の実践 Part 2 木戸麻里
      [ICTで変えよう! 特別支援学級の授業づくり]
      46 思考の整理を促し、表現する活動の充実を目指した実践 藤井未央
      51 [全国縦断 我が校の実践研究] 香川県立香川中部支援学校
      [実践レポート]
      52 中学部コーヒー班「GAKUENDAI COFFEE」の歩み 赤間 樹
      [情報解説]
      59 すべての子が「幸せになる力」をつけるべく、楽しみながら学ぶ学校 蓑手章吾
      [時流解題]
      62 今こそ、子どもと共に、気持ちを重ねる豊かな学校生活を 高倉誠一
      [各地の特別支援教育]
      66 栃木県特別支援教育連絡協議会の取組 栗原寿理

      60[図書紹介] 61[全知長から] 64[全特連コーナー] 67[編集室・次号予告] 68[編集委員・編集協力委員一覧]

      『特別支援教育研究』は、全日本特別支援教育研究連盟(全特連)機関誌です。
      ◎障害のある子ども一人ひとりのニーズに応え、教育実践をよりよいものにするための、実践交流・情報提供・教育実践支援をめざします。通常の学級を含むさまざまな実践の場で、障害のある子どもと歩む方々への、今日と明日の実践を豊かに、ともに実りのあるものとする誌面づくりを進めます。
      ◎本連盟は、障害のある幼児・児童・生徒へのよりよい教育を推進するため、実践的な研究の向上を図ることをその目的にしています。全国52にわたる都道府県・政令指定都市の加盟団体、そして連盟を支援する個人会員から構成されています。個人会員は随時募集中です(年間会費15,000円・機関誌込み)。

          商品説明

          中教審答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」を踏まえ、「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議」報告(令和3年1月)が提示されました。

          その報告の「特別支援教育を巡る状況と基本的な考え方」には、「共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条約に基づくインクルーシブ教育システムの理念が重要であり、その構築のために特別支援教育の取組を着実に進めていくことが必要」であると記載されています。この報告された方策の実現を目指して令和4年度に設置された「特別支援教育を担う教師の養成の在り方等に関する検討会議」では、特別支援教育を担う教員の専門性の向上策として、全ての教員に特別支援学級等の経験を求めることが示されました。

          また、令和4年12月には10年ぶりとなる「通常の学級に在籍する特別な教育的配慮を必要とする児童生徒に関する調査」の結果が公表されました。調査結果は、小・中・義務教育学校の段階においては、学習面又は行動面で著しい困難を示さすとされた児童生徒が8.8%(推定値)の割合で通常の学級に在籍しているとされています。

          また、高等学校においても2.2%の割合でした。この結果を受けて設置された「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議」報告(令和5年3月)には、今後、校内委員会の機能強化、自校通級や巡回指導による通級による指導の充実、特別支援学校のセンター的機能のさらなる充実等が提言されています。

          学校現場においては、これまで以上に特別支援教育に係る管理職及び教員の専門性が求められています。さらには、学習又は生活上の困難さの解消や軽減に必要な配慮の充実も必要となっています。そこで本特集では、個々の困難さから生じる学びにくさを解消・軽減するために必要な合理的配慮の在り方について示すとともに、各学校における具体的な取組などを紹介します。合理的な配慮等によって当該児童生徒の学びがどのように保障され、成果に結びつくためのポイントは何であったかを解説することで各校の参考となる一冊となることを願っています。

          商品の仕様

          • 読者対象: 特別支援教育担当教員
          • 出版年月: 2023年10月28日

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