新たな時代の学びを創る 国語科教育研究
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全国大学国語教育学会/編

内容:小学校
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新たな時代の学びを創る国語科の授業について、全国大学国語教育学会が一丸となって企画・編集。平成29年告示中学校学習指導要領・平成30年告示高等学校学習指導要領に則した、これからの時代に生きる子どもたちの言葉を育てるための研究・実践に帯する取組を示した。

1.子どもの表現は重視されているのか  算数で子どもの表現力を育てることを考える前に,子どもの表現自体が軽視されていないかを危惧する。  そもそも,子どもの表現は未熟である。算数では,論理的に思考する力を育てるというが,最初からわかりやすい表現がなされることはほとんどない。順序が整っていなかったり,余計だと思われることや間違ったことが出てきたりするのが小学生の表現である。  そんな子どもの表現に付き合うぐらいなら,最初から教師が教えればよい,と考えてしまう人がいるかもしれない。  しかし,それでは表現力はもちろんのこと,論理的思考力も知識・技能も,生きて働くものとして身に着けられないことは,経験のある教師なら誰もが知っている。  「育てる」という観点で子どもの表現に寄り添うと,質の高い表現につながる原石のような表現がたくさん見つかる。子どもの感性ってすごいなあ,と思わせるような素敵な表現に出合うこともある。  子どもの表現の中に教えたいことを見つけるのが,プロの教師としての醍醐味であろう。 2.子どもの表現力を育てための視点 (1)算数で育てるべき表現力とは何か  算数で育てる子どもの表現力を考えるとき, その表現力とは何かを考えることが必要になる。よく数学的な表現という言葉が使われるが,より具体的なレベルでとらえておかないと,実際の授業で意図的に育てることは難しくなる。

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