理科の教育

理科の教育 1952年創刊理科の実験道具画像理論と実践の融合をモットーに、理科教育の本質を追究!

一般社団法人日本理科教育学会の機関誌である『理科の教育』は、昭和27年の創刊から長年にわたって、日本の理科教育の進歩と発展に貢献してきました。
「学会誌」と聞くと、「ちょっと難しそう……」「アカデミックな内容?」などという印象をもたれるかもしれませんが、そんなことはありません!
小・中・高校の先生方による豊富な実践紹介には、明日の授業に役立つ情報が満載です。

「今知りたい!」に応えるタイムリーな特集テーマ

毎号の特集テーマは、編集委員会で議論を繰り返した末に決定します。「今こそ届けたい!」というテーマを徹底的に吟味するとともに、あくまで中立な立場で読者に問題提示するための慎重な検討を重ねているのです。毎号の巻頭には、テーマの趣旨についての解説ページを掲載しています。各テーマに込められた編集委員の思いをぜひ感じ取ってから、特集を読み進めてみてください。

2017~2018年にかけては、小・中・高等学校それぞれの学習指導要領の改訂特集を組みました。教科調査官をはじめとする、学習指導要領作成メンバーが執筆する特集は、まさに改訂の本質に迫る内容となりました。さらに、2020年8月号では、「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」を受けて特集を組みました。このように、タイムリーかつ信頼度の高い情報を提供できることが、本誌の最大の魅力と言えるでしょう。 

2020年の特集テーマ

  • 1月号 令和時代の理科教育-理科授業の未来を語ろう-
  • 2月号 待ったなし!プログラム教育-4月からの準備はできていますか?-
  • 3月号 「主体的に学習に取り組む態度」における指導と評価の一体化
  • 4月号 理科のよりよい教え方とは?
  • 5月号 多様な人材が支える理科
  • 6月号 「理科を教える喜び」を問い直す
  • 7月号 科学博物館を上手に使おう
  • 8月号 新しい教育課程における学習評価はどうあるべきか
  • 9月号 ICT教育・メディア教材で理科の学びは広がっていくのか?
  • 10月号 理科の見方・考え方と教師の工夫
  • 11月号 コロナ禍の理科授業の在り方・変わる授業づくり
  • 12月号 理科好きな女子を育てたいⅡ

2021年の特集テーマ

  • 1月号 「子どもの目が輝く」探究の過程-問題の発見編-
  • 2月号 「子どもの目が輝く」探究の過程-観察・実験編-
  • 3月号 「子どもの目が輝く」探究の過程-考察編-
  • 4月号 知りたい!すぐれた理科の実践-各支部の推薦から-(仮)
  • 5月号 理科の勉強って役に立つの?(仮)
  • 6月号 これからの時代に求められる理科教師の資質能力(仮)

アイデア満載!バラエティ豊かな連載コーナー

特集テーマのほかに、バラエティ豊かな連載も見逃せません。観察、実験の手引きや、教材研究のアイデアなど、より実践的な情報を手に入れることができます。観察、実験や教材研究は、まさに理科の醍醐味。豊富なアイデアをぜひ役立ててください。

8月号「生徒を引きつける観察・実験」見開き

9月号「教材研究一直線」見開き

読者と共につくる『理科の教育』

夏に開催される日本理科教育学会の全国大会では、「『理科の教育』公開編集委員会」と題したワークショップを開催しています。2017年の福岡大会から始まったこの試みは、好評につき、年々参加者数を増やしています。コロナ禍における2020年夏の大会では、初のオンライン開催も無事終えることができました。

過去の特集を踏まえて、ワークショップでの議論が深まり、さらにワークショップをもとに、新たな特集が生まれるという連環が実現しています。まさに、過去と未来をつなぎ、誌面と読者をつなぐ、そんな双方向的なワークショップによって、特集テーマにも広がりが生まれるようになりました。

全国大会ワークショップの様子

創刊から68年を迎えた歴史ある『理科の教育』ですが、現在進行形でさらなる進化を遂げています。より充実した誌面を目指して編集をしていきますので、これからもぜひご期待ください。

『理科の教育』をお得に読みたい!

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