授業ダイジェスト&課題別練習を動画で確認できる!小学校体育新教材 個が輝く!「テニピン」の授業づくり 新学習指導要領で例示された「テニス型ゲーム」の授業を提案!
コロナ禍で注目! 身体接触を避け。ディスタンスを保てる新教材! 簡単ルールで誰もが楽しく、活躍できる! 低・中・高学年ごとの授業展開&学習カードを掲載! 日本テニス協会推薦!松岡修造氏 大絶賛!! テニスの面白さが凝縮されている授業です。是非、「テニピン」を実践してみてください!

『小学校学習指導要領解説 体育編』に新たに例示

2017年改訂の『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 体育編』(以下、「解説」)では、「バドミントンやテニスを基にした易しい(簡易化された)ゲーム」が新たに例示されました。このことにより、これまで体育のゲーム領域の中で取り上げられてこなかったテニス型ゲームを行うことが可能になりました。

これまで小学校体育では、以下のような理由で、テニス型ゲームが明示されていなかったと推察されます。

  1. 少人数でのゲームのため、運動時間の確保の問題
  2. 用具操作の難しさ・安全性の心配
  3. ミスした子が明らかになってしまうという攻守一体による技能面の難しさ

そのため、授業を行うことになった現在も、「テニス型ゲームの授業では何をすればいいのか?」「テニス型ゲームの課題を解決していくための教材をどのように開発していくのか?」が大きな悩みとしています。


そのような中、「テニピン」はこうした課題を解決したゲームとして開発されました。手の平を包み込むようなタイプのやわらかいラケットとスピードの遅いスポンジボールを使い、低いネットの小さいコートでプレーすることで、簡単で安全にラリーを続けることができます。ラリーが続くことで、小さいコートでも前後左右に動き回ることになり、豊富な運動量を確保できます。また、小さいコートをつくることによって、同時に大人数がプレーすることができます。

「テニピン」って何?

「テニピン」は、バドミントンコートとほぼ同様のコートの大きさで、手づくりの段ボールラケットや手の平を包み込むようなタイプのラケットを手にはめ込み、ネットを挟んでスポンジボールを直接返球し合う、テニス型ゲームです。
ゲームは「ダブルス」で行い、ペアで交互に打たなくてはいけないため、すべての子どもが平等にボールに触れる機会が保障されています。また、4回ラリーをして、その後の5球目以降から攻防が始まり、得点を競い合うため、得点が入る前に全員がボールに触れることができます。


このルールによって、子どもは、「失敗しても大丈夫」という安心感をもちながら打ち合うことができるため、相手から送られてきたボールを返球する技能の向上につながります。さらに、ツーバウンドまでに返球すればよいことから、ボールの落下点に移動しやすく、タイミングを合わせて打つ感覚も身に付けることができます。

迷っている姿が素敵

「テニピン」の授業の進め方は? —単元構成の考え方—

「テニピン」全8時間で単元構成

1 前半4時間の授業の流れ

1時間目は、子どもたちが実際に「テニピン」をプレーするはじめての時間です。事前に日本テニス協会公式YouTubeチャンネルに掲載されている「テニピン」の授業動画をみんなで視聴し、ゲームのイメージをつかんでおくとよいでしょう。主なルールを確認した後、準備運動(「コロコロラリー」「キャッチ&ラリー」「ペアラリー」など)をしたら、さっそくゲームをやってみましょう。
*準備運動の詳細は本書の第3章に掲載しています
 
初めてのゲームですので、相手から送られてきたボールを相手コートに返球する面白さを味わい、今もっている力でゲームを楽しみましょう。授業のまとめとして、ゲームをしてみて困ったことや分からなかったことなどをみんなで発表し合い、ルールの確認をします。

2時間目以降は、準備運動を行った後、自分のめあてに応じた場で練習を行うようにします。ゲームを通して、個人の課題が明らかになれば、必要感をもって練習に取り組むことができます。課題別練習を提示し、子どもたちが選択して取り組めるように練習の場をつくるようにしましょう。その後、ゲームを行います。ゲームを行い、上手くいったことや上手くいかなかったことをチームの仲間と共有し、話し合いながら問題を解決できるように「チームの時間」を設定します。チームで打ち方を中心にアドバイスしながら練習するように促します。
*課題別練習は、本書の第3章及び動画でその進め方が分かります。
 
チームの仲間からもらったアドバイスを生かしながら、2回目のゲームを行い、個人の課題について考えていけるとよいでしょう。 最後に振り返りを行い、上手く返せたことや上手く返せなかったことについて、全体で共有し、相手コートに返球するために必要なポイントを整理していきましょう。
2 後半4時間の授業の流れ
 
5時間目からは、8チーム総当たりのリーグ戦を行います。チームで攻め方や守り方を工夫することで、「テニピン」のゲームをより深く楽しんでみましょう。準備運動を行った後、自分のめあてに応じた練習を行うようにします。その後、チームの作戦に応じた練習に取り組みます。チームの作戦といっても、はじめは子どもたちの中からなかなか出てこないので、授業の最初に、これまでの子どもたちの動きを挙げながら、教師側からいくつか紹介したり、学習資料として提示したりしてもよいと思います。練習内容は、はじめは課題別練習から選択させ、チームの課題が明確になってくれば、自ずと練習内容をアレンジするようになるでしょう。

1時間の流れは、「準備運動→個人のめあて別練習→チームの作戦に応じた練習→ゲーム1→簡単な振り返り→ゲーム2→振り返り(チーム・全体・個人)」という流れになります。振り返りの時間は、「状況判断」や「打ち方」に絞って話し合っていくと学びが拡散せず、次時に生かせる有意義な時間になります。
*1時間ごとの授業の進め方は本書の第4章に掲載しています。

テニピンで育成される資質・能力とは?

テニピンでは、3つの資質・能力の、特に「思考力、判断力、表現力等」について、子どもたちの変容を見取ることができます。本書では、テニピンで育成される資質・能力を次のように定義しています。
テニピンで身に付く「資質・能力」状況を判断する力 問題を解決する力 戦略を練る力
①  状況を判断する力
相手から送られてきたボールが「深かったらどうする?」「浅かったらどうする?」など、状況によって判断する力を養います。
②  問題を解決する力
個人の課題やチームの作戦、クラスの共通課題について、みんなで共有して振り返ることで、様々な問題を解決する力を養います。
③  戦略を練る力
テニスは個人種目ですが、テニス型ゲーム「テニピン」では、チーム戦とし、自分たちのチームや相手チームの特徴に応じた作戦を立てます。
これらの力は、子供たち同士の活発な対話により育っていくことになります。その時に効果を発揮するツールが「学習カード」です。
「ミスが多かったから、次はもっと下がって、2バウンドを使って打ってみようかな」
「浅いボールはチャンスだから、上から振り下ろすように強いボールを打とう」
このような、子供たちがよりよい動きをしていこうと、次々と意見が交わされるのです。本書ではQRコードを読み取ると、学年に合わせた学習カードを無料ダウンロードすることができます。

日本テニス協会と松岡修造さんも推薦!

小学校体育の中で子どもたちにテニスの面白さを味わわせ、体育へのテニス型授業の普及を通してテニス界の発展にも貢献したいという著者である今井先生の考えが、日本テニス協会と松岡修造の協力につながりました。

学校教育全体のことや体育授業で求められている資質・能力に関すること、柄の付いたラケットが、なぜ小学校体育では難しいのかということについて、これまでの実践研究をもとにエビデンスを基に話し合いを続けていきました。こうした互いの思いを擦り合わせる作業の積み重ねは、松岡修造氏の心を動かす要因となりました。現在は、松岡修造氏と共に、NHKテニスパークにおけるテニス型授業講習会をはじめ、日本全国を回り、普及活動に連携して取り組んでいます。

本書でも松岡修造さんは、テニピンの魅力について、次のようにコメントをしています。(一部抜粋)
 
小学校体育新教材「テニピン」の授業とは?

小学校体育新教材 個が輝く!「テニピン」の授業づくり

著者 : 今井茂樹
ページ数 : 104ページ
判型 : B5版
価格 : 2,090円(税込)

東洋館出版社

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