学級経営の教科書

    学級経営の教科書

      ISBN: 9784491033419

      白松 賢/著

      $14.00

      著者紹介

      白松/賢
      愛媛大学大学院教育学研究科教授。
      1970年山口県生まれ。広島大大学院教育学研究科、徳島文理大講師、愛媛大学教育学部講師を経て現職。主な研究分野は学校/学級経営、特別活動、教育社会学。中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会特別活動ワーキンググループ委員。
      [2017年3月現在]

      目次

      はじめに 001

      第1部 学級経営の三領域

      第1章 学級経営の基礎と三領域 014
       1 学級経営とは何か? 015
       2 学級経営の二つの潮流 016
       3 学級経営の三領域 019
       Column01 学級経営のエビデンスとは? 033

      第2章 〈学級のあたたかさを創る〉必然的領域 035
       1 必然的領域では何を指導するか? 036
       2 学級のあたたかさとは? 043
       3 「排除の論理」から「包摂の論理」へ 045
       4 多様性を尊重する二十一世紀型学級経営へ 047
       Column02 個を大切にする学級経営:ある小学校教師のライフヒストリー 053

      第3章 〈できることを増やす〉計画的領域 056
       1 計画的に指導する「きまりごと」とは? 057
       2 計画的領域の指導 067
       3 計画的領域における指導の三つのコツ 075
       Column03 「黄金の三日間」を再考する 084

      第4章 〈ともに学級を創る〉偶発的領域 087
       1 なぜ、学級経営に偶発的領域が必要か? 088
       2 ホスピタリティと一体感 090
       3 自治的領域:文化を創造するコミュニティ 092
       4 自律的領域:非認知的能力の育成 100
       Column04 先生の思いを超える学級:ある中学校教師のライフヒストリー 109

      第2部  学級活動を通じた学級経営の充実

      第5章 学級経営の指導スタイル 114
       1 学級経営の指導スタイル 115
       2 「インクルージョン」と「インターベンション」 118
       3 「トラウマ刺激」にみる「内省」の必要性 122
       4 「インストラクション」と「コーチング」 124
       5 「ファシリテーション」と「コーディネーション」 126
       Column05  話合い活動のファシリテーションを充実させるために 132

      第6章 「自律」をめざす指導 135
       1 「自律的」な活動や行動のある学級とは? 136
       2 「意志力」「やり抜く力」という視点 137
       3 生徒指導が「しつけ」になりがちな理由 138
       4 「子どもの変容」を生む指導の難しさとやりがい 140
       5 「自律」に向かう指導とは? 143
       Column06 「ぶつからない指導」だけでいいのか? 152

      第7章 「自治」をめざす指導 154
       1 学級は「もろ刃の剣」 155
       2 自治的活動としての「協働的な文化創造」 158
       3 教師のキャラクターとストーリーテリング 162
       4 協働的な文化創造のための三つの軸 165
       5 自治的活動を促進するには? 180
       Column07 組体操問題とは? 無内省性・無反省性の問題 195

      第8章 組織的な取り組みによる学級経営のエンパワメント 198
       1 学級活動Plus 200
       2 トラブルや保護者への対応 208
       Column08  子どものトラブルに介入する? しない? 228

      おわりに 232

        • 本日発送 Dec 08, 2023 09:00:00 +0900 以内に注文する

        商品説明

        イメージや経験談からではなく、理論的に学ぶ

        全く新しい学級経営のための「教科書」!





        新しい学習指導要領では、「学級活動を通じた学級経営の充実」が強調されます。小・中・高を貫いて、教師の学級経営の力がますます必要になっています。

        これまで先生方は、どうやって学級経営の力を高めてきたのでしょうか?「先輩教員の経験談」「思い描く理想の学級」「優れた先生のワザ」など、イメージや個々の経験則をもとに学び、高めてきた先生が大半ではないでしょうか。



        学級経営は、重要であるにもかかわらず、教職課程や教育実習において必修で学ぶ内容ではありません。教師が体系的に学ぶ機会がほとんどなかったのです。

        ですから、改めて学ぼうとしても、イメージや経験談からの学びに偏ってしまいます。後輩教員を指導する際も、自分の経験談やテクニック、「本に載っているワザ」の伝達になってしまいがちです。

        もちろんそれらも大事なのですが、他人の経験則やイメージでは、自分自身のキャラクターや学級の状況に応じた学級経営を行うのが難しい場合もあります。

        求められているのは、教師の経験やテクニックを統合し、最大限に活かすための学級経営の理論です。そこで本書は、よりよいクラスを創造する学級経営の、体系的な考え方を提示しています。



        ○学級経営は指導の「三領域」から捉える

        ○指導の手順は「見える化」する

        ○守るべき「規則」ではない、「きまりごとの習慣化」が心地よい学級のカギ

        ○「みんな仲良しの学級」でなくていい

        ○全員で「やり抜く力」を育むには

        ……



        子ども・保護者・地域など、学校を取り巻く環境が変わりゆく現代であっても、「子どもが1日の大半を過ごす場」としての学級の重要性は変わりません。会社員が「リーダー論」「マネジメント論」を学ぶように、先生方にこの「学級経営の教科書」を活用して頂きたいです。



        Point 学級経営は三領域から捉える――1年間を見通す学級経営の基本理念!

        1必然的領域:守ることを守り、互いを尊重し、あたたかく居心地をよくする

        2計画的領域:学級のきまりごとを習慣化し、「できること」を増やしていく

        3偶発的領域:教師の手を超えて、子どもの思いやり・創造性を発揮する



        Point☆指導のスタイルを使い分ける! ――場面・状況に応じた適切な指導スタイルが、子どもへのよりよい働きかけにつながる!



        Point☆クラスを取り巻く人々・環境を捉える――つながりを活かした学級文化を創る!

        商品の仕様

        • 読者対象: 小学校教員
        • 出版年月: 2017年3月15日
        • ページ数: 238

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