まえがき
学校における合理的配慮の基本的な考え方
「合理的配慮」のための授業アイデア100
学習面
■「読むこと」に困難さのある子供のために
振り仮名を振る
文節ごとに区切る
マーキングや囲みによる強調
読んでいる行をわかりやすくする①
読んでいる行をわかりやすくする②
読んでいる行をわかりやすくする③
読んでいる行をわかりやすくする④
会話文を色分けする
音読ノートの作成
時計の文字盤に「分」を記入する
ルビ打ちの教材と個別の言葉かけ
■「書くこと」に困難さのある子供のために
漢字をパーツに分けて組み合わせる
部首や文字の形に注意を向ける
漢字の一部を書き入れておく
移動可能な文字枠
色マス目と分解文字
漢字練習のためのノートの工夫
パソコンソフトを活用した筆順練習
タブレット端末の活用①
お手本にポイントを記入する
行ごとに切り込みを入れる
板書をノートに書くための配慮
マス目黒板の活用
プリントや板書予定のコピーを用意
学習補助プリントの作成
定規の固定
デジタルカメラの活用
ICTを活用したノートテイク
デジタルメモの活用
ホワイトボードの使用
代 筆
■「聞くこと」に困難さのある子供のために
品詞カードの活用
座席等の工夫
音源の位置の配慮
要約筆記
ワイヤレス補聴援助システムの活用
FM式補聴器及び意思表示カードの活用
指示カードとタイマー
トレイのふたにフェルトを貼る
■「話すこと」に困難さのある子供のために
「唱える」代わりに電卓を使用
■「見ること」に困難さのある子供のために
座席の配慮①
座席の位置や板書の工夫
板書の大きさや色の配慮
持ち歩けるホワイトボードの活用
楽譜のマーキングや付箋貼り
タブレット端末の活用②
■「文章の理解」に困難さのある子供のために
1文ごとに区切る
スラッシュ・リーディング
拡大した挿絵の活用
■「計算すること」に困難さのある子供のために
タブレット端末の活用③
■「演奏すること」に困難さのある子供のために
楽譜を1行(4小節)ごとに示す
色楽譜と色シールを楽器に貼る
音階と指遣いを示す
楽譜とリコーダーの工夫
パッド付きリコーダー
■「身体の動き」に困難さのある子供のために
タブレットで正しい動きを確認する
■「手指の動き」に困難さのある子供のために
弱い力でも切れるはさみや,利き手に合わせたはさみを使う
まな板の下に布巾を敷く
安全な包丁の握り方などを掲示
材料を切りやすい形にする
切る大きさの目安をまな板に付ける
行動面
■「状況の理解」に困難さのある子供のために
活動内容を絵で表す
めあてカード
ゼッケンを目印にした班行動
リズム太鼓を使う,集合の場を設定する
名前の貼り替えができる分担表
名前入りの掃除場所の表
掃除当番の週予定表
■「見通しをもつこと」に困難さのある子供のために
メモに書いて渡す
作業内容・手順の写真掲示
視覚的に学習課題を提示する
絵カードの作成
「約束ブック」の活用
個人のスケジュール表の作成
指示の明確化
片付ける位置を示す
■「注意集中」に困難さのある子供のために
授業の始めにキーワードを示す
ICT機器とホワイトボードの活用
シンプルな教室環境
机・椅子カバー
話を聞くときの約束カード
見通しカード
振り返りカード
連絡ノート
別室受験
■「持ち物を揃えること」に困難さのある子供のために
教科別持ち物ケース
■「行動のコントロール」に困難さのある子供のために
「がんばり表」の活用
教材や学習カードの工夫
「ヘルプ・カード」の使用
座席の配慮②
別室対応
ヘッドギアの着用
■「気持ちのコントロール」に困難さのある子供のために
安心お守りカード
ルールを明確にし,褒める機会を増やす
■「整理整頓」に困難さのある子供のために
持ち帰りボックス
■「歩行」に困難さのある子供のために
校外学習コースの調整
下足箱の配慮
■「姿勢の保持」に困難さのある子供のために
椅子の側面に板を付ける
牛乳パックを活用した補助椅子
足型シート