マナビズム

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奥村 高明/著

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学力観ではなく、学力そのものがカタチを変えている!
「知識」は変化し、「学力」は進化する
子供自らが「概念」を形成する学びの姿とは?
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2050年の未来社会に向けて

2014年3月、国土交通省は、2050年、日本の人口は約9700万人、全国の6割以上の地域で人口が2010年の半分以下になると発表しました。経済の縮小と、活力の減少が心配されます。
また、レイ・カーツワイル博士は、2045年までには人間と人工知能(AI)の能力が逆転するシンギュラリティ(技術特異点)に到達し、人間の生活を大きく変化させると言います。

今後30年のうちに、私たちがこれまで経験したことのない社会が到来する可能性があります。現在、経済、国土、財政など様々な分野からの対応策が検討されていますが、教育においては、知識を高度化させ、答えのない課題に立ち向かっていける人材育成が求められています。
このたびの教育改革は、従来の考え方を根本的に刷新するような改革だと言われています。

・知識・技能の概念形成の重視
・資質・能力(コンピテンシー)の充実
・子供の見方・考え方が働く学びの実現
・思考力を問う大学入試改革など

しかし、今回の新学習指導要領が求めるものは、なかなかに難解です。たとえ理念を理解できても、それをどうやって具体化させるか、たとえば目の前の子供の姿や具体の授業の姿に重ね合わせる(イメージする)ことがむずかしいからです。

そうした思いから生まれたのが、奥村高明先生の『マナビズム』です。本書は、「学び」という観点から、答えのない困難な課題に立ち向かっていける「能力」とは何か、そのために必要な「知識」とは何か、そもそも「子供」とはどのような存在なのかを明らかにします。

世界の様々な研究者による、以下のような知見を紹介しながら、「子供観」「学力観」「教師観」「授業観」を見つめ直すとともに、「授業3つの忍術」という考え方から、今後求められる「授業の姿」を明らかにします。

人々は文化的コミュニティの一員として発達する。 (バーバラ・ロゴフ)
子供たちは抽象画は知らないだろうが、自分が好きなものは知っている。 (『ライフ・マガジン』誌)
「子供」とは、社会的につくりだされた概念である。 (フィリップ・アリエス)
学習に最も違いをもたらすのが教師だ。 (ジョン・ハッティ)
人類の知能は、着実に上昇し続けている。 (ジェームズ・ロバート・フリン)
行動や行為は、その場の当事者によって生み出される。 (ジョージ・サーサス)
デザインが人間の生活を変え、時には命を救う力さえ秘めている。 (バーバラ・ブレミンク)

子どもの学びを具体の姿をイメージするためには、私たちが当たり前のように思ってきた様々な事柄(子供、学力、教師、授業)を、もう一度問い直してみる必要があります。もしかすると、私たちのイメージする学力と、新しく到来する社会が求める学力との間にズレがあるかもしれません。本書はこのようなパラダイムの検証にも役立つでしょう。

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