子どもと創る「国語の授業」2020年 No.68

    子どもと創る「国語の授業」2020年 No.68

      ISBN: 9784491040998

      全国国語授業研究会・筑波大学附属小学校国語教育研究部/編

      $6.00

      目次

      子どもの作品……林真弓

      特集 国語授業で学級づくり
      ⅰ 〈提起文〉青山由紀
      ⅱ 〈写真で見る「国語授業で学級づくり」〉ノートづくりで個性化を図る……青木伸生
      ⅳ 〈写真で見る「国語授業で学級づくり」〉「かかわる」楽しさを実感する授業アイデア……青山由紀
      ⅵ 〈写真で見る「国語授業で学級づくり」〉フリートークで語り合う関係をつくる……桂聖
      ⅷ 〈写真で見る「国語授業で学級づくり」〉教科を通して「人」を育てる……白坂洋一
      02 〈1年〉子どもどうしがつながる学級……石原厚志
      06 〈2年〉安心して「聞ける」「話せる」環境づくり……岩立裕子
      10 〈3年〉全員の「話す・聞くチカラ」を育てるトークトレーニング……溝越勇太
      14 〈4年〉「対話の充実」で、温かな学級をつくる……笠原三義
      18 〈5年〉最初の一か月で学びの土台を築く……弥延浩史
      22 〈6年〉言葉と言葉をつなぐ国語教室で学級はつくられる……藤田伸一

      特別連載 子どもと創った国語教室
      26 「1年生」成長の1年間―授業づくり「はじめの一歩」……藤平剛士

      明日から実践 提案!先取り授業
      28 1年「おおきなかぶ」(光村図書)読んで 動いて 楽しんで!「おおきな かぶ」を いただきます!……川島翔子
      30 2年「スイミー」(学校図書)みんなだったら? 文となかよしを合い言葉に読む「スイミー」……湯田木綿子
      32 3年「白い花びら」(教育出版)場面のつながりに気をつけて読もう……畠中智広
      34 4年「こわれた千の楽器」(東京書籍)音読劇をしよう……今野智功
      36 5年「だいじょうぶ だいじょうぶ」(東京書籍)思いが伝わる朗読会をひらこう……田部和彦
      38 6年「帰り道」(光村図書)二人の視点から心情の変化を読み取ろう……小菅克己

      全国津々浦々 私の国語教室
      40 一人一人が見通しをもって物語を読む教室……白井雄大
      43 系統意識をしながら「学びを実感出来る」を目指す(説明文)……柘植遼平

      国語教室お悩み相談室
      46 ○単元の導入がワンパターンで困っています
        ○音読のさせ方・方法で悩んでいます……〔回答者〕林真弓

      連載  
      48  わくわく国語教室 物語創作指導その3……青山由紀
      51  KATSURA 国語劇場! 国語授業のファシリテーション力……桂 聖
      54  青ちゃん 単元工房 読みの系統を意識した指導⑦……青木伸生
      57  YANOBE‘s国語授業レシピ 学びのつながりを意識した授業づくり②……弥延浩史
      60  国語授業づくり はじめのい~っぽ! 「この物語で、たった一文だけ残すとしたら?」②……白坂洋一

      63 教師の必読書・おすすめ教材…渡邉春菜

      64 編集後記・次号予告・子どもの作品解説

          商品説明

          〈提起文より〉

          特集:国語授業で学級づくり

           自分の考えを臆することなく言い、仲間の言葉に耳を傾け心を寄せる。人に流されることなく、自分なりに判断する強さやしなやかさも併せもつ個が、集団になるとパワーを発揮する。そんな学級をつくりたいと、教師ならばだれもが願う。

           「学級づくり」という言葉通り、学級は教師が子どもと共につくり上げていくものである。それには教師の意図的、計画的な働きかけが必須である。
           
           子どもは学級という集団の中で、様々な体験や学習を通して成長する。思考力、表現力、問題発見力、物事を追究する推進力、コミュニケーション力、持続力といった様々な力の獲得に、学級づくりが影響を及ぼす。同じ活動を行っても学級によって成果に差が見られるのは、そのためである。

           学級づくりは、集団を育むことと、個を鍛えることの両輪からなる。それらを日々の授業の中で培うことが肝要である。中でも指導時数の多い国語の授業は、学級づくりの中核を担う。新学期の指導が、一年間の流れを左右する。

           かつて大村はま氏に代表される優れた指導者らは、数週間にわたる「学級開き」を行っていた。大村氏は中学生に対して、提出物に関する約束事や挨拶といった基本的生活習慣から、学習に臨む態度、ノートのとり方まで細かく指導した。音読や視写、話す・聞く力、メモ力、作文、辞書の使い方など、個の実態を把握すると同時に、それらを鍛える授業開き単元を展開した。小学校段階では、発達段階を踏まえたより一層細やかな指導と配慮が求められる。

           では、国語の授業を通して、個の力を育み、かかわりをつくり出すために、教師はどのような言葉がけや手立てを講じたらよいのだろうか。本特集では、学年毎に、国語授業を通した学級づくりの手立てやアイデアを具体的な実践を挙げて論じていただいた。   (青山由紀)

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2020年4月1日
          • ページ数: 64

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