算数授業研究 132号

    算数授業研究 132号

      ISBN: 9784491043937

      筑波大学附属小学校算数研究部/編

      $6.00

      目次

      提起文 コロナ禍で見えてきた「算数授業づくり」の考え20 山本良和

      価値ある呟きを見える化する 尾﨑正彦
      自分の信念を問い直そう! 加固希支男
      コロナ禍で私に見えたこと 木下幸夫
      リアルタイムで影響し合う子どもの学びに着目し、愉しい算数授業をつくる 中村光晴
      コロナ禍だからこそ大切にしたいと感じた教育における「不易」 瀧澤康介
      その子なりの学びをつなぐ 志田倫明
      単元内容を精選し,数学的な見方・考え方を高める 新城喬之
      子どもの声を引き出す工夫を! 山本大貴
      今だからこそ見直したい数学的活動の意義 久保田健祐
      「つなぐ」授業 河合智史
      その活動は本当に必要か? 桑原麻里
      子どもたちは伝え合いたがっている 小泉友
      コロナ禍の中で児童の学びを考える校内研究 直海知子
      子どもと創り上げる『生きた算数授業』の実現 間嶋哲
      学習のゴールから深い学びを描く 土居英一
      算数授業における「書く」活動を考える 夏坂哲志
      記述重視の算数授業づくり 盛山隆雄
      授業を問いでつなぐ 中田寿幸
      動画配信で明らかになった「持久力」の学び 大野桂
      「教材との対話」を増やす 森本隆史

      ゼミ報告
      第1回「算数GGゼミナール」実施報告 夏坂哲志

      初等教育学授業づくり講座
      授業づくり講座 第4回  中田寿幸
      授業づくり講座 第4回  盛山隆雄

      全国算数授業研究会連載
      月報実践報告 瀬尾駿介
      月報実践報告 岩本充弘

      若手教師奮闘記 東郷春也
      若手教師奮闘記 吉田奈央
      おすすめ習熟問題 阿保祐一
      おすすめ習熟問題 石川大輔
      思考力を育むおもしろ問題 大川拓郎
      思考力を育むおもしろ問題 岡田紘子
      数学的な活動を生む教具 平川賢
      数学的な活動を生む教具 西村祐太
      (新)子どもに読ませたい算数・数学の本 中川弘子
      (新)子どもに読ませたい算数・数学の本 佐藤純一
      若手教師必読!書籍紹介 毛利元一
      若手教師必読!書籍紹介 松村隆年

      筑波大学附属小学校算数部連載
      連載 発展的に考察する力を伸長する算数授業のつくり方 森本隆史
      連載 ビルドアップ型問題解決授業 大野桂
      連載 算数的な感覚を豊かに育てる授業づくり 中田寿幸
      連載 数学的活動を通して学びに向かう力を育てる 盛山隆雄
      連載 算数的な問い方を鍛える 山本良和
      連載 失敗の生かし方を学ぶ授業 夏坂哲志

        • 本日発送 Nov 29, 2023 09:00:00 +0900 以内に注文する

        商品説明

        コロナ禍の制約のある状況の中で見えてきた、真に大切にしたい「算数授業づくり」の考え方とは何か。表面的な方法論の紹介に留まらず、具体的な授業設計や授業展開の場面で意識するようになった、実践に基づいた「算数授業づくり」の考えを紹介します。 『算数授業研究』 筑波大学附属小学校は、日本初の国立師範学校を前身としてもつ。準教科担任制を敷く同校の算数研究部は、国内の算数教育を力強く牽引する。年4回の「『算数授業研究』公開講座」をはじめ、各教諭が特色のある研究会を主宰するなど、国内外から年間1万人以上の教育関係者に研究成果を供している。1993年の創刊より、同算数研究部が企画・編集を務める『算数授業研究』誌は、全国の熱意のある授業実践者から、文部科学省の調査官まで幅広い算数教育関係者を執筆者に迎え、授業者のための算数教育誌として、根強い人気を誇っている。 #算数授業研究 #筑波大学附属小学校算数部

        コロナ禍で見えてきた「算数授業づくり」の考え20

        新型コロナウイルスの感染拡大に対する緊急事態宣言の発令から,我々の日常生活は大きく変わってしまった。それは突然臨時休校となった学校現場も例外ではない。休校中の家庭学習への対応が急遽必要となり,それまであまり意識してこなかったオンライン授業の可能性を突然検討し始めるような事態となった。教師は慣れない算数指導の動画撮影に挑戦したり,学習課題とするプリント等を作成し,自宅でできることを考えながら四苦八苦しながら対応にあたった。ほとんどのことが初めて体験することばかりであり,まさに暗中模索の状態だったのである。

        それから約半年が過ぎた。今も新型コロナウイルスの感染状況や対応策等は特に何も改善されてはいない。しかし,学校を始めとした社会生活の機能が徐々に再開され,人々の生活は少しずつ動き始めた。ただし,それは「新しい生活様式」という名の下でのウィズコロナの生活を意味している。

        ところで,小学校の現場では,今年度から新学習指導要領が完全実施となった。しかし,1学期の学校現場は新型コロナウイルス対応で精いっぱいであり,学習指導要領の理念や内容の詳細についてまで考える余裕など全くないような状況だったと言えるだろう。算数科では,主体的・対話的で深い学び,数学的な見方・考え方,数学的活動,数学的に考える資質・能力……等のキーワードが注目され,新学習指導要領の実施前から算数の新しい授業像について研究されてきていたが,これらに向けられていた意識が新型コロナウイルスによって一気に吹き飛んでしまった。しかし,だからと言っていつまでもただ新型コロナウイルスへの対応ばかり意識して教育活動をしている状態でいいはずがない。「新しい生活様式」の中であっても新学習指導要領の理念や目標を実現していくために我々教師は工夫していく必要がある。

        ただ,そうは言っても「新しい生活様式」下の学校生活は新型コロナウイルスの流行以前とは大きく変わった。例えば,

        商品の仕様

        • 読者対象: 小学校教員
        • 出版年月: 2020年12月23日
        • ページ数: 72

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