子どもと創る「国語の授業」2021年 No.71

子どもと創る「国語の授業」2021年 No.71

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全国国語授業研究会・筑波大学附属小学校国語教育研究部/編

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〈提起文より〉

特集:ポストコロナ時代の国語授業づくり
 昨年四月は、全国的な休校の最中にあり、入学式や始業式が従来通りに実施できない、学級開き・授業開きが十分に行えない、という状況が多く見られた。新しい学習指導要領に基づく新しい教育、新しい教科書を使用した新しい学習に、期待をふくらませられるはずだった矢先の出来事である。コロナ・ショックは、学校現場に計り知れない影響を与えた。
 教員は、手探り状態で必要だと思われることを実行しながら、厳しい一年間を過ごしてきた。皆がそれぞれ辛い経験を重ねてきたが、授業日数の確保に奔走する中、形骸化・固定観念化されていた習慣を見直すチャンスを得るという面もあった。本質とは何かを問う必要性・必然性が高まったことは、ある意味で「不幸中の幸い」と言えるかもしれない。
 さて、今年四月、この未曾有の出来事から学んだ教訓を、国語授業にどう生かせるだろうか。四月は、授業づくりの基礎・基本を築く大切な時期である。教室環境や学習環境整備、板書やノート指導のルール、対話や話し合い活動の方法、音読や漢字学習の進め方、「読むこと」や「書くこと」の学び方等、国語科としての基礎力を身に付けさせることが、一年間の授業に重要な意味を持つ。特に今年は、これまでなんとなく習慣だからやってきたことが、本当に必要かどうかを吟味し、「なんとなく」を削ぎ落として、本質的な国語授業開きの在り方を追究したい。
 一つの観点として「言葉によるつながり」を、改めて意識したいものである。休校やリモート学習、分散登校、距離を確保した授業等の経験を通して、子どもたちは、「友達とつながりたい」という思いを強めていった。友達と語り合い、話し合いたいという意欲の高まりを、学び合いの質の向上に生かせるのではないか。
 ポストコロナの時代、子どもたちが、より一層強く深くつながり合えるように、教室環境・板書・ノート・対話・話し合い等を、工夫することはできないだろうか。学習机といすが個別に配置されていても、学び合いから誰も孤立させない工夫。顔を寄せ合うグループ活動ができなくても、対話を深められる工夫。意見交流が可視化でき、主体性が促進される板書の工夫。ICTを活用した交流の工夫等々。本特集では、国語授業づくりにおける具体的な手立てを論じていただいた。(安達真理子)

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