月刊 初等教育資料2023年11月号

    月刊 初等教育資料2023年11月号

      ISBN: 4910044351135

      文部科学省教育課程課・幼児教育課/編

      $5.00

      目次

      初等教育資料
      2023年11月号 ● No.1039
      INDEX

      特集Ⅰ
      幼児教育と小学校教育の円滑な接続の推進
      002 解 説 幼児教育と小学校教育の円滑な接続を図る「幼保小の架け橋プログラム」実施状況について●文部科学省幼児教育課
      004 論 説 小学校教育を見通した幼児教育の充実●栗木節子
      008 座談会 協働して取り組む幼児教育と小学校教育の円滑な接続の推進●寳來生志子×村地和代×田中順子×太田幸輔×平手咲子
      018 事例1 幼児期の学びを小学校の学びにつなぐ―はじめの一歩は、子供の育ちを理解すること―●釘宮公美
      022 事例2 子供たちの思いや願いに寄り添って―学校全体で取り組むスタートカリキュラム―●我妻里恵
      026 事例3 子供が進んで学びに向かうようになる環境づくり●常深幸子
      030 事例4 幼児期の学びの力へ「上乗せ」しながら教科学習への移行を図る―言葉への自覚を高める言語活動の実践―●八瀬宗子

      特集Ⅱ 生活
      多様な人々と触れ合い、交流する学習活動の充実
      040 解 説 多様な人々と触れ合い、交流する学習活動と資質・能力の育成●齋藤博伸
      042 論 説 幼児期から児童期への接続・発展を生かした交流する学習活動●宗形潤子
      046 事例1 相手意識をもち、共に活動することのよさに気付く指導の工夫~第1学年「なかよし いっぱい だいさくせん」と第2学年「春だ 今日から2年生」の実践を通して~●橋本真理子
      050 事例2 幼児と触れ合い交流し、気付きの質を高める指導の工夫~第1学年「えがおいっぱい だんボールランド」の実践を通して~●永井由美
      054 事例3 地域の人と触れ合い交流し、気付きの質を高める指導の工夫~第1学年「こうえんのすてきを つたえよう!」の実践を通して~●横田典久
      058 事例4 幼児や他学年と交流し、相手意識を大切にした気付きの質を高める指導の工夫~第2学年「ぼくの!わたしの! おもちゃけんきゅうものがたり」の実践を通して~●佐藤雅子

      IV 巻頭言・子供と教育 一人一人を大切にする教育―共生社会の担い手を育む― 久保山茂樹

      034 教育の扉 工作を通して思い出をつくる 久保田雅人

      連載
      VI 子供に学んだあの風景 子供たちが心を動かしながら学びに向かう姿を目指して●塚本和恵
      062 豊かな教育の広がり 地域の歴史と文化を伝え、共に学び、育む●富山市民俗民芸村
      064 子供が輝く学校づくり 手を携え、共に育てる学校づくり●小松薫樹
      066 指導主事アイ 子供の「やってみたい」「できるようになりたい」思いや願いに寄り添い、主体的な学びを実現する生活科の授業づくり●河野恵
      068 StuDX Style~授業改善への道~ クラウドの活用:MEXCBT(メクビット)の活用●文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム
      070 特別支援教育 就学に向けた幼保小の連携●堀之内恵司
      幼児教育
      074 [幼保小の架け橋プログラムの推進]「育ちと学びをつなぐ」幼保小連携・接続の充実に向けて●広島県教育委員会
      076 [幼保小の架け橋プログラムの推進]「子供の育ちと学びをつなぐ」保幼小連携~「幼児教育・保育長期研修」を生かして~●山口県教育委員会
      078 [幼保小の架け橋プログラムの推進]子供をまんなかにした話合いを通して学びをつなぐ●高知県教育委員会
      080 [幼保小の架け橋プログラムの推進]0歳から18歳の子供たちの「生きる力」と「つながる力」を育む●大阪府箕面市教育委員会
      082 [幼保小の架け橋プログラムの推進]子供の学びをつなぐ持続可能な保こ幼小連携・接続●香川県高松市教育委員会

      教育ニュース
      084 「かもしれない」の視点から、他者とよりよい関わりをもてるように―「違い」を尊重する態度の育成を目指して―

          商品説明

          特集Ⅰ

          幼児教育と小学校教育の円滑な接続の推進

           「幼保小の架け橋プログラム」は、子供に関わる大人が立場を越えて連携し、架け橋期(義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生の2年間)にふさわしい主体的・対話的で深い学びの実現を図り、一人一人の多様性に配慮した上で全ての子供に学びや生活の基盤を育むことを目指すものとされています。
           文部科学省では、令和4年度から3か年程度を念頭に、全国的な架け橋期の教育の充実とともに、モデル地域における実践を並行して集中的に推進していくこととしており、本誌においてもモデル地域での実践を毎号紹介しています。2年目も半ばを過ぎた現在、架け橋プログラムの進捗状況は自治体によって様々であるものの、全国的には架け橋期の教育の重要性について共有が図られ、自治体や地域等それぞれの課題に向き合いながら、取組が進められています。
           そこで本号では、特集テーマを「幼児教育と小学校教育の円滑な接続の推進」とし、幼保小の架け橋プログラムの取組状況について解説するとともに、採択自治体における取組の実際を紹介します。また、幼保小の接続の重要性を踏まえて保育・授業の改善、実践に取り組んでいる事例を多数掲載しています。

          特集Ⅱ

          学習指導要領における指導のポイント[生活]
          多様な人々と触れ合い、交流する学習活動の充実

           学習指導要領前文には、一人一人の子供があらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越えていくことができるようにすることが述べられています。しかし、少子化・高齢化などの影響もあって、人と人とのつながりが希薄化していることから、子供が自立し生活を豊かにしていくためには、学校教育において地域の人々と関わることが求められています。
          生活科においては、多様な人々と触れ合う活動については、日常的に関わることができる人との活動を基本としているところです。また、具体的な活動や体験をする中で触れ合うことができるようにし、多様な人々について、それだけを取り出して指導したり単元を構成したりしないように留意が必要とされています。それは、低学年の子供は、実際に触れ合い、一緒に活動を行う中でこそ、相手意識も生まれ一緒に活動することのよさに気付いていくからです。
            そこで本号では、多様な人々と触れ合い、交流する学習活動の充実について解説・論説・事例を通して、生活科の更なる充実に寄与する特集としています。

          商品の仕様

          • 読者対象: 幼稚園教員・保育士・小学校教員
          • 出版年月: 2023年10月28日

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