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月刊 初等教育資料2024年10月号

ISBN: 4910044351043

文部科学省教育課程課・幼児教育課/編

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タイプ: 書籍
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商品説明

特集Ⅰ
地域社会との連携を生かした教育活動の充実

現行の学習指導要領では、社会に開かれた教育課程の実現を重視し、「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る」という理念を学校と社会とが共有し、連携・協働しながら、新しい時代に求められる資質・能力を育むこととしています。学校の教育活動の展開に当たっては、家庭や地域社会との連携を深めていくことが重要であると言えます。
本号では、教育活動の中でも、学習指導要領に基づく領域である、教育課程内の取組に焦点を当てた教育活動について特集します。
地域社会との連携を生かした教育活動がなぜ必要なのか、その意義と実施に当たっての留意点や、教育課程内で地域社会との連携を生かした授業づくりをするに当たっての留意点、具体的な方策についての論説と、子供の資質・能力の育成を目指して取組を進めた、教育委員会、学校、授業者それぞれの立場からの実践事例を紹介します。本特集を、各学校の地域社会との連携を生かした教育活動の充実のための資料として活用してください。

特集Ⅱ
学習指導要領における指導のポイント[算数]
算数科における資質・能力の育成と子供のつまずきの解消

算数科の授業において、長年にわたり次の3つの点が重要であるとされています。①単元で身に付けるべき力を見通し、本時で具体的に何ができるようになるかを明確にする教材研究、②教室内の子供たちがどこでつまずいているかを理解すること、③つまずいている子供に対して、どのように説明すれば理解できるかを具体的に実施することです。
まず、①については、本時の目標が思考力、判断力、表現力などであることを確認し、単元全体を通して育成すべき資質や能力に基づいて、本時で子供たちが何ができるようになるべきか(本時の目標)を具体化します。次に、②では、教師が教室での実際の子供たちがどのようなところでつまずくのかを理解することが大切です。そして③については、子供たちができないことに対して、どのように説明すればできるようになるかを教師自身が理解し、実践することの重要性が述べられています。
このように、授業改善における不変の視点を大切にしつつ、今号の特集では、つまずいている子供に焦点を当て、なぜつまずいているのか、どうすればそのつまずきを解消できるのかを考えながら教材研究を進めることの重要性について改めて強調しています。5つの事例では、それぞれの領域で育成を目指す資質・能力、そしてその領域で発揮すべき数学的な見方・考え方、また典型的な子供のつまずきを紹介し、具体的な指導のポイントについて事例をもとに解説しています。