月刊 初等教育資料2025年6月号
レビューを書くと100ポイントプレゼント
商品説明
特集Ⅰ
豊かな人間性を育む学校同士の連携・交流
自らを律しつつ、他人と共に協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性を涵養することは、教育の目指すところとして、教育基本法の前文に「個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期する」と示されています。その実現のためには、個性を生かし、多様な人々との協働を促す教育の充実に努めることが重要であり、小学校学習指導要領第1章総則第5の2のイにおいても、「他の小学校や、幼稚園、認定こども園、保育所、中学校、高等学校、特別支援学校などとの間の連携や交流を図るとともに、障害のある幼児児童生徒との交流及び共同学習の機会を設け、共に尊重し合いながら協働して生活していく態度を育むようにすること」が示されています。
そこで本特集では、学校同士が相互に連携・交流を図ることのよさや意義、連携・交流の方法、交流及び共同学習の実施に当たっての留意点等に関する論説、論説事例、実践事例を紹介します。豊かな人間性を育む教育の充実のため、学校同士の連携・交流を進める際の参考資料として本特集を活用ください。
特集Ⅱ
学習指導要領における指導のポイント[外国語活動・外国語]
デジタル学習基盤の活用による「話すこと」における資質・能力の育成
令和6年12月25日の中央教育審議会諮問を受け、学習指導要領の改訂に向けた議論が始まっています。諮問文の中で顕在化した課題の3点目に、GIGAスクール構想による一人一台端末やクラウド環境等のデジタル学習基盤(以下、「デジタル学習基盤」とする)は、一人一人の興味や関心に応じ、よさを伸ばし、困難の克服を助ける大きな可能性を秘めているが、効果的な活用は緒に就いたばかりであること、我が国のデジタル競争力は国際比較でも低位であり、デジタル人材育成強化は喫緊の課題であること、「デジタルの力でリアルな学びを支える」との基本的な考えに立ち、バランス感覚をもって、積極的に取り組む必要があることが挙げられています。さらに、「外国語教育について、小学校高学年の外国語科を導入する等、小学校から高等学校まで大幅に充実がなされた中、生成AIの活用を含め、今後の在り方をどのように考えるか」といった審議事項も示されています。
加えて、令和6年度から全ての小学校第5学年から中学校第3学年に対して学習者用デジタル教科書(以下、「デジタル教科書」とする)が提供されています。本特集では、こうした動向も踏まえつつ、デジタル学習基盤を活用した「話すこと」における資質・能力の育成を図る取組について、論説及び事例から考えていきます。
※2025年度限定サービス:2025年度の初等教育資料をご購入いただいた方に、特典として、2018年度の初等教育資料の抜粋電子版閲覧サービスを提供しています。当該年度の初等教育資料の文部科学省の解説、教科調査官記事のみになります。詳細は本誌、最終ページをご確認ください。ダウンロード用の二次元コードがあります。(記事の内容は2017年度当時の状況のものになりますので、予めご了承ください。)