最高のパフォーマンスを発揮する教師の思考法
最高のパフォーマンスを発揮する教師の思考法
ISBN: 9784491047324
$13.00
著者紹介
目次
ISBN: 9784491047324
$13.00
教育現場は多忙化が叫ばれていますが、なかなか変わることができません。
もちろん、声を上げ現場改善を訴えていくことも必要なことでありますが、自分自身の思考法も見つめ直し、変革させていく必要もあります。
つまり、自分のパフォーマンスは自分で上げていくことが重要です。
そのためには次の3つが大事になっていきます。
今やインターネット上には、多くの情報が飛び交っています。インターネット上に匿名で教育界に対するマイナス情報が一気にさらけ出されることにもなってしまいました。改善点を洗い出すために、みんなで議論することは大切なことです。しかし、自分自身に入ってくる情報の取扱いに気をつけておかなければ、自分の中に大量のマイナス感情が込められた情報を取り込んでしまい、自分自身の心の状態もマイナスな状態になってしまうことがあります。これでは、自分自身の最高のパフォーマンスを出せる状態とは、ほど遠くなってしまうのは言うまでもありません。今の時代だからこそ、意識的に自分にとって良い情報を仕入れ、自分の心の状態を管理しなければいけないのです。つまり、意識してポジティブ感情につながる情報をキャッチする必要があります。
その他に、ポジティブな状態を自らつくりあげるためには、
などのスキルに加え、教師のアイデンティティや、人間関係の観点からパフォーマンスを向上させる考え方を紹介します。
子どもたちはぐんぐんと成長していきます。そして、「自分で」「自分たちで」身につけたときの方が子どもたちはうんと成長することができます。私たち教師は子どもたちの力を伸ばすのが仕事です。しかし、ときに「間違った親切」によって、子どもたちの成長をつぶしてしまってはいないでしょうか?
など、子どもたちを学習者として育てていくための具体的な方法を紹介します。
教師の負担を適正化していくために欠かせないことは「学習者を育てる」ということです。子どもたちが自力で解決できる問題に対して、教師がいつまでも関わり続けてしまっていては、教師にとっても子どもにとっても何も良いことはありません。教師も子どももリスペクトされている状態で任せることができなければ、両者のパフォーマンスの向上は期待できません。
「ゆとりの日」「定時退勤の日」が各校で設定されてはいますが、どこまで成果が生まれているでしょうか? 教師が「引き算思考」をもたなければ、教育の改革は永遠にやってきません。何かを始めるということは何かをやめるということなのです。さらには、必要がないと思うことを思い切ってやめてしまうスキルも大切です。
本書では、
など、具体的に著者が実践している事例を紹介します。
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自分はなぜ今日も教師でいるのか」というアイデンティティ。
自らパフォーマンスを上げるための思考の改善方法。
モチベーションを維持するための実践。
グッドサイクルにつなげる習慣のスキル。