むずかしい学級の空気をかえる楽級経営
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商品説明
叱れば叱るほど、怒れば怒るほど苦しい
むずかしい学級を担任していると、指導しなければならない場面が日常的に訪れます。
そうした場面が続くと、
- 叱れば叱るほど、子どもも先生も疲れてしまう。
- 指導しなければならないことがしっかり伝わらなかったり、空気だけが重くなったり…。
ということも起きがちです。
本書では、そんな場面で少しだけ学級の空気をいれかえて、「楽しい」を取りいれるためのマインドセットと手立てを紹介しています。
マインドセットと手立てで実現する「楽級経営」
本書の第1章では、叱ることを減らして「楽しい」場面を取りいれるためのマインドセットをまとめています。子ども観や教室環境、自分のイライラスイッチを知るすべなどを紹介します。
第2章では、場面ごとに必要な手立てを掲載しています。
- 新学期準備
- 学級づくり
- 保護者対応
- 行事指導
たとえば、忘れものの対策は、時代を問わず頭を悩ませる課題のひとつです。厳しく伝えたり、何度も言ったりするだけでは、忘れものを防ぐのは難しいときもあります。また、むずかしい学級ほど、忘れものが多いというのも、悩ましい点です。
そんなときは、
★一枚で完結している忘れ物シートを配布して、その日なにを忘れたかをすぐに記入・確認できるようにする(次の日に同じものを忘れないように気を付けやすい)
★持ち帰りの必要ない教材を座席班で回収・配布するシステムを用いる
(忘れものがそもそもおきない状況を増やすことで安心して過ごせる)
などの方法で忘れものを減らしていくことができます。
これらの方法を用いることで、何度も何度も注意を受けたり、忘れ物を繰り返して落ち込んでしまったりすることが減り、笑顔で過ごせるようになります。
このように、失敗を積み重ねるループから一歩抜け出す方法としての「予防」や「システム」を紹介しています。叱らない時間をつくること、「成功」の体験を重ねていくことがおもなねらいです。その結果、楽しく教室で過ごす時間が増えていきます。
みんなにとって「楽」しい学級をめざして
楽しい学級と一口に言っても、さまざまな姿があります。だれもが気楽にいられる学級、楽しくいられる学級をめざすためには、具体的な手立てと準備が必要です。本書といっしょに、子どもも教師も笑顔ですごす「楽」級づくりをはじめてみませんか。