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理論と実践をつなぐ理科教育学研究の展開 - 東洋館出版社
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理論と実践をつなぐ理科教育学研究の展開

ISBN: 9784491049359

一般社団法人日本理科教育学会/編著

セール価格 4,180(税込)
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タイプ: 書籍

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Customer Reviews

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P.T.
引用・翻訳の間違い

引用の間違い、翻訳の間違いがあり、相当ひどい内容です。買うべきでありません。
関田・安永は協調学習などという論文は書いたことありませんし、collaborateの協働でもありません。

貴重なご指摘をありがとうございます。
ご指摘の件について、編者からの回答を以下に記載いたします。
「本書は、これまでの理科教育学に関わる歴史的かつ最新の研究成果を網羅した上で,各キーワードについての包括的な解説を志向しております。新しい解釈から生じる挑戦的一側面として、研究者によって見解が異なるキーワードも本書には多く含まれており、理解や見解の相違から議論が生じる場合もあると推測されます。引用の適切性においても同様です。本書は、それらの議論を次世代に生かそうとする立場であることをご理解いただければ幸いです。」

S
S.
現場で本当の研究を志す教師には必須の書

書店に並んでいたので何気なく読み始めると、鈍器で頭を殴られたような衝撃を受けました。
理科を指導して早二十数年、校内の研究主任を何度も拝命して感じたことは、現場の研究は本当の研究ではないということです。現場では誰も本当の研究がわからないため、詩的で耳障りの良い研究目標と都合の良い子どもの姿を並べているだけです。
いや、否。恐らく多くの現場は本当の研究などやりたくないし、理論など学びたくもないのです。
購入して読了した後、日頃自覚できていない現場の現状に対する疑問とやるせなさに気づかせてくれました。

第一章では量的研究と質的研究という言葉を初めて学び、研究とはなんたるかを学ばせていただきました。
第二章で紹介されていた科学の性質、メタ認知、批判的思考、動機付け、協働などの理論は、恐らく現場人なら皆それらが何たるかを知っていると言うでしょう。
本書はその程度の現場が知っている水準を遥かに超えた知の蓄積を見せつけてくれます。
そして諸理論がいかに実践を豊かにするか、限りない可能性を感じさせてくれます。

本書は生粋の現場人にとっては若干難しいです。しかしそれで良いのです。だから良いのです。専門家たる著者勢が持つ尊い知の結晶が、現場に遜って噛み砕いているうちに蒸発してしまっては本末転倒だと思います。
本書は他の多くのハウトゥー本にはない、知的な刺激を与えてくれました。

最後に本書で最も私を熱くさせてくれた一文を。ただただ圧倒されていた私に理論を学ぶための原動力を与えてくれました。
-学習全般に対して意欲を失っている子供に「再度」火を付けることができるのは、ある一人の理科教師による、動機付け理論に基づいた働きかけかもしれない-

当ショップでのご購入ありがとうございます。
本書がお役に立てば幸いです!

匿名
見えなかったもの

学校現場で汗を流していると、理論と実践を結び付けるのが難しいと感じていました。本書を読んで「見えなかった何かが近づいて」来ました。「問いに答える代わりに問いを作り出させる」等多くの言葉が語りかけ、読んで良かったと思っています。

当ショップでのご購入ありがとうございます。
先生のお役に立ったようで何よりです!

匿名
理論に裏付けられた理科実践に必須

最新理論を知ることができます。
理論と実践がどのように関連しているのかについて、丁寧な解説があるので、授業作りのイメージが湧きました。
これまでの授業実践と繋がる理論も見つかりそうな予感です。
理科教育を学ぶ学生にもお勧めです。

当ショップでのご購入ありがとうございます。
理論と実践をつなぐ解説があるのでとても分かりやすいですよね。
参考になっているようで、とても嬉しいです!

H
H

詳しくてわかりやすい

当ショップでのご購入ありがとうございます。
お褒めいただき、ありがとうございます!

商品説明
理科授業のレベルアップを目指すなら「理論と実践の融合」が必須!70th Anniversary 一般社団法人日本理科教育学会創立70周年記念出版

「理論と実践は両輪である」というのはよく聞く言葉でしょう。このテーマに正面から取り組んだのが、新刊『理論と実践をつなぐ理科教育学の展開』です。
本書は、創立70周年を迎えた日本理科教育学会が、歴史的な文脈を踏まえつつ、新たな時代に求められる理科の資質・能力を問い直した一冊。何だか難しそう…と感じるかもしれませんが、本書を読むと、日頃の授業実践と学術的な研究がしっかりとつながっていることが実感できるはずです。

理論と実践の融合がなぜ大切なの?

理科教育学研究における理論あるいは実践への偏りは、大きな課題と言えます。理論の研究に偏れば、その実証のために実践が狭く、小さくなるでしょう。逆に、個人の実践の集積に偏れば、実践の妥当性や客観的な説明の不足を招きます。
すなわち、理科授業の開発のためには、理論研究と実践研究の両輪を接続する必要があるのです。

理論と実践の融合を支える約50のキーワード

日本理科教育学会が70年の歴史の中で積み上げてきた理論の多くは、常に実践との関連付けから実証され、高いレベルで質的保証がなされてきました。本書では、それらを整理して、理論と実践の往還・融合を支えるキーワードを抽出し、それぞれに理論と実践をつなぐ解説を試みています。


第1章 理科教育学研究の方法論と実践

第1章では、教育方法論を基軸としながら、以下のキーワードを取り上げています。

質的研究、量的研究、歴史研究、国際比較、教材開発、理科教育とジェンダー、自然体験、環境教育、学社連携、理科の才能教育、SSI(Socio-scientific Issues)、学習指導要領改訂のポイント、学習指導要領と理科教育学研究、STEM/STEAM教育

第14節 STEM/STEAM教育 1未来を拓くSTEM教育 2STEM教育が目指すもの 3STEM教育先進国アメリカに学ぶ重要概念

第2章 理科教授・学習論と実践

第2章では、理科教授・学習論を幅広く扱い、以下のキーワードを取り上げています。

●学習者一人一人に焦点を当てた教授・学習論
概念変容、メタ認知、批判的思考、自己調整学習、動機づけ理論、学習の意義の認識、科学の性質、認識的認知、身体化認知
●学習者を取り巻く他者や環境に焦点を当てた教授・学習論
協働・協同・共同・協調、拡張的学習、学習環境
●問題解決や科学的探究に焦点を当てた教授・学習論
問いの生成、仮説設定、探究の計画、実験、観察、データ解釈、科学的な表象、モデリング・メタモデリング・科学的モデル、アーギュメント(口述/記述)

第2節メタ認知 1はじめに 2メタ認知とは

第3章 理科評価論と実践

第3章では、学習論と相互作用的に発展を遂げてきた評価論を扱い、以下のキーワードを取り上げています。

概念地図法、描画法・イメージ図、パフォーマンス評価、OPPA・ポートフォリオ評価、形成的評価(指導と評価の一体化も含めて)、CBT、相互評価の可能性

第4節OPPA・ポートフォリオ評価 1ポートフォリオ評価とOPPA 2OPPA

第4章 理科教師教育論と実践

第4章では、教師教育論を扱い、以下のキーワードを取り上げています。教育学系大学院の多くが教職大学院へと改組され、教員養成に関する改革も進む中、教師教育はより一層重要性を増していると言えるでしょう。

授業研究、諸外国のレッスンスタディ、教授方略、理科授業者としての熟達化、反省的実践家、教員養成

第4節理科授業者としての熟達化 1理科を教える教員の状況 2理科を教える教員の専門性

理科教育の本質を追究するために

最近湧き上がってきた新しい課題に踊らされることなく、本質を見極めたいという思いをもつ先生方にとっては、先人が築いてきた基盤を踏まえ、現代的課題に取り組む本書はふさわしい指南書となるでしょう。よりよい授業を追究する上で、大きなヒントを得られることは間違いないです。

理論と実践の両輪で理科授業をデザインする