教育社会学研究 第110集
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商品説明
特集は「21世紀の文化資本:ブルデュー『再生産』を50年後のいまどう読むか」。
研究レビューは「「教育と階層」領域における計量的比較研究:国内外の研究をめぐる分断状況を超えて」。
その他、6本の論稿を掲載。
〈構成〉
特集「21世紀の文化資本:ブルデュー『再生産』を50年後のいまどう読むか」
宮島喬「「再生産」50年と日本に於ける受容」(pp.5-24)
小澤浩明「権力と正統性に対抗する文化資本の可能性:構造化する構造としてのハビトゥスの反省的再構築」(pp.25-46)
荒牧草平「日本社会における学歴再生産とブルデューの社会学理論:文化資本指標・受験界・教育的地位志向」(pp.47-67)
知念渉「ブルデューの被支配層の捉え方とその応用可能性」(pp.69-89)
磯直樹「ブルデュー派階級分析の理論と方法」(pp.91-113)
相澤真一・堀兼大朗「日本社会における分析ツールとしての文化資本:『文化・階級・卓越化』を踏まえた計量分析」(pp.115-136)
片岡栄美「文化的オムニボアとハビトゥス,文化資本:文化的雑食性は新しい形態の卓越化か」(pp.137-166)
論稿
太田知彩「なぜ留学するのか?:「グローバル人材」の再生産戦略に着目して」(pp.169-189)
保田直美「常勤での多職種協働と教員役割」(pp.191-211)
田垣内義浩「地方県の非都市部からの大学進学:低進学率地域の高校におけるリソースの制約と傾斜配分」(pp.213-235)
野村駿「夢を諦める契機:標準的ライフコースから離反するバンドマンの経験に着目して」(pp.237-258)
香川七海「数学者・遠山啓による学校批判の性格:1970年代における学校批判言説の再評価」(pp.259-281)
中西啓喜「学級規模を通じた衡平性と適切性の実証的検討:全国学力・学習状況調査における小学6年児童・学校・都道府県のマルチレベルデータから」(pp.283-303)
研究レビュー
多喜弘文・荒木啓史・森いづみ「「教育と階層」領域における計量的比較研究:国内外の研究をめぐる分断状況を超えて」(pp.307-348)
書評
西村幸満[著]『生活不安定層のニーズと支援:シングル・ペアレント,単身女性非正規就業者の実態』 杉田真衣(pp.349-351)
中村瑛仁氏の『教員の職場適応と職能形成』の書評に応えて 川上泰彦(PP.351-352)
杉田真衣氏の『生活不安定層の実態と支援ニーズ:シングル・ペアレント,単身女性,非正規就業者の実態』の書評に応えて 西村幸満(pp.352-353)
課題研究報告
Ⅰ 学校で起こる教育課題に教育社会学はどう貢献できるか?⑵:不登校・学校への行き渋り現象を「生きづらさ」との関連で考える(pp.355-359)
Ⅱ 能力主義を問い直す(pp.360-363)
Ⅲ 「持続可能性」の知識社会学と越境的思考(pp.364-367)
学会賞選考委員会報告(pp.368-369)
投稿規定
日本教育社会学会研究倫理宣言