道徳科授業づくりオムニバス
道徳科授業づくりオムニバス
ISBN: 9784491050690
$15.00
著者紹介
目次
ISBN: 9784491050690
$15.00
平素の学級づくりなどにおいては、「誰に対しても優しくて思いやりがある」「困っている友達を助け、仲間を大事にできる」「人の悲しみに共感できる」子どもたちを育てたいと、さまざまな発想や方法を取り入れ、柔軟に子どもたちの指導に当たっているはずです。
それに対して、道徳科授業においては、下記のような「してはいけない縛り」があると言われます。それでは、授業づくりの可能性は狭められてしまうでしょう。
●特定の道徳的価値を、教師が伝えてはいけない。
●道徳的問題に対して、合意形成を図ってはいけない。
●授業の冒頭で教材文(全文)を範読せずに授業を開始してはいけない。
●道徳科授業は1時間完結で子どもたちが道徳的価値に気づかないといけない。
●道徳科授業は学級担任以外が行ってはいけない。
道徳科授業においても、(ある意味では学級づくりと同じように)教師の自由な発想で柔軟に授業をつくってこそ、子どもたちの学びをよりよくすると言えます。
どこから読んでも差し支えありません。まずは目次をご覧いただき、ご自身が「この切り口はおもしろそうだ」と思える実践からお読みください。明日からやってみたくなる授業がきっと見つかるはずです。本書が、先生方の悩みを打ち消して、自由な発想で道徳科授業づくりを行う一助となることを祈っています。
道徳科授業に対しては、下記に記す悩みをおもちの先生方は多いと聞きます。
本書に登場する執筆陣もそんな悩みに向き合ってきた教師です。経験年数も、学校段階も、受けもつ子どもの状況もそれぞれですが、自分自身の抱える悩みを解消すべくさまざまなチャレンジを通して生まれた実践を収録しているのが本書です。
あえて一つのテーマ(たとえば「個別最適な学び」といった特定の教育課題)に絞らず、「学級経営」「単元化」「教材」「特別支援」「指導観」などといった多様な切り口から道徳科授業づくりの可能性を提案するのが、本書最大の特徴です。
●子ども中心の「考え、議論する道徳」を実現したいのだけれど、子どもの考えがなかなか深まらずに困っている。
●学級のどの子も輝く道徳科授業にしたいのだけれど、一部の発言力のある子どもばかりが目立ってしまう。
●道徳科授業と学級経営、各教科等をしっかりと関連づけたいのだけれど、具体的な手立てが思いつかない。