算数教材研究 四則計算

    算数教材研究 四則計算

      ISBN: 9784491052908

      西村 圭一・加固 希支男・志田 倫明/編著、田中 英海・相原 琢磨・長瀬 潤/執筆

      $16.00

      目次

      はじめに
      第1 章 論説
      育みたい見方や考え方
      column 算数の学びと数の世界

      第2 章 実践事例
      第 1 学年 繰り上がりのあるたし算
      1 どうして10をつくりたくなったのかな?
      第 1 学年 繰り下がりのあるひき算
      2 どうして早く9 をひけたの?
      第 1 学年 たし算とひき算
      3 一輪車から子供をひくの?
      第 1 学年 たし算とひき算のきまり
      4 どうしてこのきまりはいつでも使えるのかな?
      第 2 学年 たし算とひき算の筆算
      5 位ごとに分けるといいことがあるの?
      第 2 学年 たし算とひき算の相互関係
      6 たし算とひき算はどこを求めている計算?
      第 2 学年 たし算とひき算のきまり
      7 筆算しなくても解けるかな?
      第 2 学年 量の計算
      8 かさの計算と長さの計算は同じ?
      第 2 学年 かけ算(2)
      9 かけ算の場面を式に表せるかな?
      第 2 学年 かけ算(3)
      10 かけ算九九を超える計算はどうしたらいいかな?
      第 2 学年 かけ算(3)
      11 学んだことを生かして新しい九九表を作れるかな?
      第 3 学年 3 桁のたし算とひき算
      12 たし算の筆算はなぜ「位を揃える」のかな?
      第 3 学年 たし算とひき算のきまり
      13 どんな工夫をすると暗算しやすくなるかな?
      第 3 学年 小数のたし算
      14 どうしたら整数にすることができるの?
      第 3 学年 分数のたし算
      15 小数のたし算と分数のたし算の共通点は?
      第 3 学年 3 桁と2 桁のかけ算
      16 先生のかけ算の答えは合っているかな?
      第 3 学年 わり算の意味
      17 分けるとはどういうことかな?
      第 3 学年 かけ算の暗算
      18 どうやって暗算しているのかな?
      第 4 学年 小数
      19 0を入れると分かりやすい?
      第 4 学年 分数
      20 比べるために何を揃えたのかな?
      第 4 学年 分数のたし算とひき算
      21 どうしてひき算にたし算が出てくるの?
      第 4 学年 整数のわり算
      22 どうやって式を変身させたの?
      第 4 学年 小数のかけ算
      23 位を揃えなくていいの?
      第 4 学年 小数のわり算
      24 「3.5」は何を表している?
      通分するとは何をしていることなのかな?
      第 5 学年 商分数
      26 1/3は何を表しているの?
      第 5 学年 小数のかけ算
      27「 2.4つ分」ってどういう意味?
      第 5 学年 小数のわり算
      28 小数を整数の式にするためには?
      第 6 学年 分数のかけ算と分数のわり算
      29 わり切れないときはどうするの?
      第 6 学年 分数のかけ算
      30 小数に直せない分数はどうやって計算する?
      第 6 学年 分数のわり算
      31 計算できる形に変身させるには?
      第 6 学年 分数と小数と整数の混合計算
      32 分数を小数や整数に置き換えて計算するには?
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          商品説明

          算数教育のど真ん中、「数と計算」を究めるための最良の書!

          本書の概要

          算数の内容は系統性を意識することが大事だ。その中でも一番押さえておきたいのが、「四則計算」。加減乗除ができなければ子供は授業についていけなくなる。しかし、本当に重要なのはできるできないではない。計算の意味や方法を考察し演算決定する力である。本書にはその肝が詰まっている!

          本書からわかること

          令和の時代になぜ、計算の学習をするのか

          いまや、スマートフォンに語りかければ計算結果を言ってくれる時代、式をカメラで写せば答えを表示してくれる時代です。手計算により早く正確に答えを求められるスキルの相対的な価値は低くなり、「数と計算」領域の学習では、今まで以上に、計算技能の習熟にとどまることなく、数学的に考える資質・能力の育成を図ることが重要になっています。 教科書に則って、立式の根拠を問うたり、子供にとって初出の計算の仕方を考えたりする授業を展開しているから大丈夫と考えられる先生もいるかもしれません。しかし、実際の授業を見ると、「まとめ」が、本時の鍵となった見方・考え方よりも得られた結果に光を当てていることが少なからずあります。「適用問題」もその内容次第では、「今日の授業で大事なことはこの計算ができるようになることだよ」という誤ったメッセージになっていることがあるかもしれません。そのような授業が繰り返された結果、計算の意味と方法を考えることに積極的に関わっているのは一部の子供たちだけで、残りは計算の方法を覚えて答えを求められるようになればいいと思っているという、残念な状況に陥りかねません。

          「数と計算」の指導を通してどんな子供を育てたいのか

          では、計算の意味と方法を考えることに積極的に関わっているのはどのような子供なのでしょうか。算数が得意な子供、算数が好きな子供で片付けずに、その内実に目を向けてみましょう。初出の計算の方法を、何もない状態から考え出しているわけではありません。そのような子供は、それ以前の学習において身に付けた式の見方や計算の方法の考え方に基づいて、新たな計算の方法を考え出そうとしています。同じような見方や考え方が利用できることやそれらがアップデートされていくことが分かるので、一層、楽しさ、面白さが感得できるのでしょう。

          数学的に考える資質・能力を伸ばす子供を増やすために

          このようなことができるのが一部の子供だけでは、学びの質の「二極化」が進んでしまいます。これを防ぐには、教師が学年を縦断して、内容としての系統だけではなく、鍵となる見方や考え方のつながりについて理解し、各学年で何を大切にするかを判断する必要があります。 本書を通じて、計算の意味や方法を考察することに楽しさを感じ、数学的に考える資質・能力を一層伸ばす子供が増えることを願っています。

          こんな先生におすすめ

          算数教育に力を入れている先生。これから算数を学びたい先生。

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2023年11月25日
          • ページ数: 150
          • 判型: B5判

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