これからの社会科教育はどうあるべきか
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商品説明
教科教育の現在と未来を考える羅針盤シリーズ、ついに刊行!
本書の概要
「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」(中央教育審議会答申、令和3年)においては、授業改善の視点である「主体的・対話的で深い学び」につなげる「個別最適な学び」と「協働的な学び」が提起され、これまで以上に「個に応じた指導」や「探究学習」を推進することを目指している。これに対して、社会科が担うべきこれからの役割とは何だろうか。本書では、社会科教育の来し方・行く末を踏まえつつ、未来志向で社会科教育の可能性をつまびらかにする。
本書からわかること
社会科はどのような学びへと進む可能性があるのかが分かる
中教審答申をはじめとして、「次期教育振興基本計画について」(令和5年)、OECD「OECDFuture of Education and Skills 2030 project」(中間まとめ)、内閣府・総合科学技術・イノベーション会議「Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ」(令和4年)などにおいて、新たな学習スタイルへの提言がなされている。それらに正対し、社会科はどのように変化のステップを刻んでいけばよいかを明らかにする。
ICT活用が、子供たちの自律的な学びにどうつながるかが分かる
「個別最適な学び」においては自律的に学ぶ学習者の育成を目標にしており、そのためにはICT活用が鍵になるにもかかわらず、自律的な学びとICT活用との望ましい結び付きがよく分からないといった意見が聞かれる。そこで学習活動や学習形態の変化、学習構造の変化について触れ、それが子供たちの自律的な学びにどうつながるのかを明らかにする。
先人の社会科実践や遺産をこれからの社会科にどのように活かせるかが分かる
「社会科は何を教えたらよいのかわからない」「何に重点を置いて教えたらよいのかわからない」という声が聞かれる。このことは、学習内容の何が重要であり、どのように捉えていくべきかが分かりにくい点にあると考えられる。こうしたことから、「学習内容の構造化」に焦点を当て、それがなぜ重要視されるようになったのか、そしてその考え方が現在にどのように引き継がれ、生かされているのかについて明らかにする。
これから社会科が充実・発展するためにはどのような視点が必要か
「どのようにして社会科で求められる問い(学習問題)を成立させるか」「小学校社会科で『共に生きることの大切さ』をどのように学ぶか」「どうすれば教材研究・教材開発を無理なく続けられるか」「社会科の『内容』はどのように変わっていけばよいのか」「どうすれば小学校と中学校の社会科は共に発展していけるか」など、未来志向で「これからの社会科教育の目指すべき姿」を明らかにする。
こんな先生におすすめ
社会科教育に力を入れている先生
社会科教育を究めたい先生