これからの国語科教育はどうあるべきか
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商品説明
本書の概要
学びの基盤である言語を扱う教科「国語科」は今、さまざまな教育課題に向き合うなかで 、「国語科とは何か」という教科の本質に立ち返る課題を突きつけられています。
そこで、国語科という教科の特質を踏まえ、国語科教育のあるべき姿、また、これからを 生きる子供たちに伝えるべき「言葉の力」とは何かを、研究者、実践者を問わず各界から オムニバス・エッセイとして提案いただきました。
50本を越える珠玉の提言から、明日の国語科教育を見つめます。
本書からわかること
■現代的な諸課題にいかに向き合い、国語科教育がどう応えるかGIGAスクール構想による一人一台端末の導入は、実際に書き、話し合い、読み合うことを 中心としてきた国語科授業の姿を大きく変えつつあります。また、コンピテンシーベース の学び、教科等横断的な学びや個別最適な学びが推進されるなかで、国語科の学びそのも のを見直すときがきています。それは、高等学校の科目「文学国語」論争、生成AIへの注 目など国語教育界を大きく揺さぶる問題に端を発し、教科としての存続をかけたものにま でなっているといえるでしょう。現代的な諸課題に国語科がどう応えるか、提言します。
■国語人を代表する執筆陣「言葉の力を育む学びの高度化設計」「社会の多様化を踏まえたこれからの話し合い指導 」「「書くこと」の充足と、他者の言葉への感受性」「言葉の背景を探る ―小学校段階 の言葉の学び―」など。文部科学省調査官による教育行政の立場から、日本国語教育学会 、日本読書学会などの各学会を牽引する研究者、文学、古典など各専門分野の第一人者、 また、幼・小・中・高など実践の場をリードするトップランナーたちによる、骨太の国語 科授業論も必読です。
■教育、心理学、特別支援教育、作家、ジャーナリストなど教科教育を越えた各界からの 提言言葉の教育は、国語科教育に閉じるものではありません。特別支援教育専門家による「自 閉スペクトラム症者の文学を通した世界との関わり」、辞書編集者による「『誤用表現』 の可能性」、言語心理学者による「心理学の世界から読書教育をとらえると」、発達心理 学者による「赤ちゃんの母語獲得と国語教育」、教科書会社による「デジタル教科書から 始めるコミュニケーション能力の育成」、元アナウンサーによる「情報大混乱時代の羅針 盤となろう」、児童文学作家による「教科書で物語を読むということ」など、言葉の育ち にかかわる必読の提言も多数いただきました。
言葉の学びの輪郭を今、再定義する1冊。
こんな先生におすすめ
国語科教育に関わる先生
言葉の教育に関心のある方