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生成AIで進化する理科教育-導入から実践までの完全ガイド-

ISBN: 9784491056104

中村 大輝/編著

セール価格 2,200(税込)
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理科授業に使える生成AIガイド、ついに誕生!

本書の概要

「生成AIは理科授業に必要なの?」「そもそも自分が使いこなせていないんだけど」そんな先生にこそ読んでもらいたい、理科教育に特化した生成AI活用ガイド。教師の業務効率化だけではない、生成AIが教育にもたらす真の効果とは? 理科授業における豊富な具体例を通して、理科の問題解決や探究を深める生成AIの活用法を提案する一冊。

本書からわかること

生成AIを使用する上での3つの原則
ChatGPTをはじめとする生成AIの技術が急速に進化する中、学校教育にはどのように活用できるのかという議論も活発になっています。どんな質問を投げかけても瞬時に答えを出す驚異的能力を持つ生成AIですが、その内部で行われている処理は、簡単に言うと、「次の単語を予測する」という処理の繰り返し。与えられた文章に続く単語を大量のデータの中から予測し、もっともらしい文章を作成するのが生成AIの仕組みです。したがって、生成AIを使用する上では、次の3つの原則を守る必要があります。
本書では、生成AIを教室に導入する際の準備や基本的なルールの設定についても丁寧に解説しています。

  • 原則1 「誤った回答にだまされない」
  • 原則2 「使用上のルールを設定する」
  • 原則3 「人間の役割を自覚する」

生成AIを活用して理科の資質・能力を育成
あくまでツールとして、人間が責任を持って使用することで、生成AIは最大限の効果を発揮します。理科授業に即して考えると、例えば以下のような使い方が挙げられます。

  • ・観察の場面で、植物の写真と自分のスケッチを生成AIに与えて、よく表せている部分と表せていない部分を尋ねることで、スケッチの技能向上につながる視点を得る。
  • ・仮説設定の場面で、生成AIが変数、原因、結果、因果関係を順番に質問するように設定することで、ステップバイステップで仮説設定の支援を受ける。
  • ・実験計画の立案の場面で、実験計画を生成AIに入力し、条件制御が適切か、計画に問題点がないかを尋ねることで、改善のためのフィードバックを得る。
  • ・考察の場面で、考察の文章を生成AIに入力し、主張・証拠・理由付けなどの要素が含まれているか尋ねることで、考察の質を高めるためのフィードバックを得る。

問題解決や探究の過程における豊富な活用例を掲載
本書では、理科の問題解決や科学的な探究の過程に沿って、様々な場面におけるプロンプトの作成、生成AIとの対話などを、豊富な事例を通して紹介しています。例えば、以下の対話は、問題事象の原因や結果となる変数が整理される様子です。

生成AIとの対話を通して、学びを自己調整
これからの学びでは、生成AIは自分の思考のどの部分をサポートできるか、どのように活用すればよいかを子供自身が理解していくことが求められます。生成AIの回答には限界や偏りがあるため、批判的思考を働かせる必要もあるでしょう。さらに、生成AIとの対話を通して、自分の学びに対してメタ認知を働かせ、自己調整を行うことが期待できます。例えば、自分の仮説の妥当性を見直したり、目標の達成状況を振り返ったり、つまずいたときに学習の進め方を検討したりするなどの場面で、生成AIが役立つと考えられます。