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リフレクション型国語科授業ー学びを主体化する国語学習サイクルー

ISBN: 9784491059846

白坂 洋一・香月 正登・小泉 芳男/編著

セール価格 2,200(税込)
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タイプ: 書籍

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商品説明

言葉を学ぶ思考の習慣が、学び手を主体化する

本書の概要

本書は、リフレクション(省察)を中核とした学習展開の効果を提案した前著『リフレクション型国語科授業―「問い」をつくり、「問い」で読み合い、「問い」を評価するー』の姉妹本ともいえる1冊です。
前著ではリフレクション型国語科授業の構想と検証ともなる草創期の実践を紹介しましたが、本書では、そこでは描ききれなかった「教材研究と評価」「教師の立ち位置」などについてもふれ、またその後積み上げた実践から子どもの育ちの姿を追い、リフレクション型国語科授業の「確立期」をまとめています。
子どもが学びを「自分事」として引き受けていく国語授業の具体像を示します。

本書からわかること

<主体化の4要件から捉える、国語学習サイクルの構造>

 本書では、国語科における主体的な学びを「主体化の4要件」という視点から整理します。

【主体化の4要件】
 要件① 学習者が言葉の何をどう学ぶかを決める
 要件② 学習者と教師でともに言葉を探究する
 要件③ 学習者相互で言葉の本質について対話する
 要件④ 学習者が言葉の学びを評価する

子どもが問いをもち、学習の見通しをもって自ら学びを方向付けながら、評価・省察を通して次の学びへ向かう——その学習サイクルを、リフレクション型国語科授業として具体化しています。単元末ではなく、省察を学びの途中に組み込むことで、思考が更新され続ける授業構造が見えてきます。

<学習材研究と評価を、学びを深めるためにどう位置付けるか>

 リフレクション型国語科授業では、子ども自身が問いを決定し、読み合い、評価する一連のサイクルで自分事としての学びの習慣を身に付けていきます。しかし、だからといってそこに教師が不要なわけではありません。学びに寄り添い、適切にフィードバックするために教師に求められるのはやはり学習材研究です。
 どの学習材を、どのような問いと結び付けるのか。本書は、学習材研究と評価を切り離さずに捉え、学びを深めるための一体的な設計を提案します。評価は結果を測るためのものではなく、子どもが自らの読みや考えを見直すための手がかりとして機能します。

<学びを「自分事化」するための教師の立ち位置と支援>

 子どもたちの主体的な学びを実現するために、教師は前に出すぎず、かといって任せきりにもならない立ち位置が求められます。自ら立てた問いでは思うように読みを深めることができなかったとき、迷走し、モヤモヤを抱える子どもたちを前にしたとき、共に学ぶ者としての在り方は、教師にとって勇気のいる関わりです。第5章の座談会では、授業者の不安や葛藤、だからこそ見えた子どもの育ちの姿に出会えたときの喜びなどが語られています。
 本書では、問いの設定、学習の節目での関わり、評価・省察の場面などを通して、教師がどのように学びを支えるのかを具体的に示します。子どもが学習を「やらされるもの」ではなく「自分事」として引き受けていく過程が、実践を通して描かれています。

<白坂学級での3年間の育ち>

 第4章では、筑波大学附属小学校の白坂洋一先生の学級での3年間の学びの軌跡を紹介。子どもたちは、国語学習サイクルを繰り返す中で読むための方略を獲得し、物語の内容理解の問いから、登場人物の心情や変化、題名の意味、物語が伝えたかったことに関わる問いまで、徐々に本質的な問いを立てるようになっていきます。また、問いの立て方、サイクルの回数など、学び方自体も自律的に決めるようになっていきます。まさに主体的な学び手が育つ姿が語られています。

こんな先生におすすめ

国語科で「主体的な学び」をどう実現すればよいか悩んでいる先生
振り返りや評価を、学びを深めるプロセスとして位置付けたい先生
問いを軸にした国語授業を、構造的に設計したい先生
単発の実践ではなく、継続的な学びのサイクルを授業に取り入れたい先生