世界はうるさいままだけど

発売からたちまち共感!　大反響を呼んだ『世界は私たちのために作られていない』著者が贈る、サポートガイド第２弾

本書の概要

自閉スペクトラム者が特定のテーマや知識、物事に強く惹きつけられること、またその対象を指す「特別な興味」（Special Interest）。いわゆる趣味とは異なり、いやおうなく引き込まれ、ともすればスーパーパワーとして単純化されがちなそれを、『世界は私たちのために作られていない』の著者 ピート・ワームビーが紹介します。

本書からわかること

これは私たちにとって、「あってもなくてもよいもの」ではなく、「なくては生きていけないもの」の話。

自分たちのために作られていない世界を、取説なしで生きなければならないこと。そのために（文字どおり）不可欠だった、愛すべき「興味」たち。時にはマニュアルとして、親友として、息をする場所として、ずっととなりにいてくれたもの。離れがたいもの。それがあるから、今日まで生きてこられたもの。それがあっても、この世界を生きるのは大変なままなこと。

『世界は私たちのために作られていない』で大反響を読んだピート・ワームビーが、「特別な興味」とともに生きる自閉スペクトラム者の日々についてつづります。

「スーパーパワー」では表現しきれない多様な「興味」の世界

自閉スペクトラム者の「特別な興味」は、ともすると「スーパーパワー」とみなされがちです。しかしその世界はその言葉をはるかにとびこえ、一人ひとりにとって多様で豊かです。
本書では、その具体例を章ごとにとりあげながら、

・「特別な興味」が人生をどう助けてきたか
・「特別な興味」がもたらす恩恵と、そうでない側面
・それがあってやっと息ができること。
・けれどもそれは、平気なんかではないこと

を詳細に知らせます。

ピート・ワームビーのそのほかの本

『世界は私たちのために作られていない』（堀越 英美／訳）

イギリスで話題沸騰！34歳で自閉スペクトラム症と診断された著者による、ASDサポートガイドがついに待望の邦訳。大反響を呼んだ、著者邦訳第１作目。