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商品説明
本書の概要
基礎・基本から最先端の取り組みまで授業づくりについて幅広く理解することができ、日々の授業はもちろん、年間指導計画の作成にも役立つ内容となっています。学習指導要領や各種通知などのタイムリーな話題も、実践レベルで解説!教職員必携の雑誌です。
本書からわかること
今、学校教育は、変化の激しい予測不可能な社会の中で子供たちが現在も将来も豊かに生きるための「資質・能力」の育成や「主体的・対話的で深い学び」の視点を踏まえた授業等の改善と充実が求められています。また、いわゆる令和3年答申(中央教育審議会)では、「令和の日本型学校教育」の構築に向けた「個別最適な学びと協働的な学びの一体化」が求められ、さらに令和4年答申では、これらと教師の学びは「相似形」であることを明示しています。
一方、教師の働き方を見直す「学校における働き方改革」が推進されています。超過勤務の縮減等が大きく取り沙汰され、「教師の勤労観」や「多様な働き方の捉え方」が進む中で、改めて「生涯にわたって学び、成長し続ける」ことが求められています。このことは教師という専門職の特長でもあり、よさ・強みでもあります。学校における働き方改革の理念は、教師が自らの人間性や創造性を高めることであり、教師の日々の生活や人生を豊かにすることで、子供たちに効果的で豊かな学びを提供することを目的としています。これからの教師に求められる「教職生涯を通じて探究心を持ちつつ自律的かつ継続的に新しい知識・技能を学び続け、子供一人一人の学びを最大限に引き出す役割を果たし、子供の主体的な学びを支援する伴走者としての能力も備えている」という姿を具現化していくためには、教師自身の教育に対する高い意識に加え、資質を向上し教職生活の質を高め教職人生を豊かにするために十分に学ぶ機会が必要です。さらに、子供と教師が共に育つ場としての新たな学校づくりや組織改革も期待されるところです。
本特集では、このような背景を踏まえ、生涯にわたって学び、成長し続ける教師の豊かなキャリア発達に向けて、学校教育の改善と充実を図り、教師自身が学び成長し続けるための方策について再考します。先輩方の豊かな教師人生の振り返りから教職の魅力を再認識し、各地での多様な取組や実践を通して、これからの学校の組織改革と教師一人一人の意識の改革について考える機会としていただきたいと思います。様々な立場にある読者一人一人の悩みや不安を解消する一助となり、教職の魅力ややりがいの再認識、新たな発信の契機となる特集となることを望みます。