月刊 特別支援教育研究2023年10月号

    月刊 特別支援教育研究2023年10月号

      ISBN: 4910068371034

      全日本特別支援教育研究連盟/編

      $6.00

      目次

      目次
      特別支援教育研究
      10
      2023-October
      No.794
      特 集
      自立活動の指導の充実とカリキュラム・マネジメント
      ~自立活動の指導と各教科等とのつながり~
      [解説]
      4 知的障害のある児童生徒に対する自立活動 加藤宏昭
      [論説]
      8 確かな力が育つ知的障害教育における「自立活動」 菊地一文
      [実践・解説]
      12 自立活動を基軸としたカリキュラム・マネジメントの取組から 宮本 剛・武富博文
      17 特別支援学校(知的障害)における小・中学部段階の自立活動の指導と国語・算数等とのつながり 工藤政則・齋藤大地
      22 特別支援学校高等部段階 自立と社会参画を支える自立活動 肥後収平・田中裕一
      27 知的障害特別支援学級における自立活動の時間の指導の実際 黒川利香・千葉秀雄
      [岡目八目]
      32 新たな教育の創造
      連載企画
      [格致日新]
      1 発達障害のある幼児児童生徒が示す行動問題への対応のために 野呂文行
      [今こそ知りたい特別支援教育の基礎知識 なるほど!]
      33 視知覚認知の理解と対応 理論編 柳下記子
      [やりがいと手ごたえのある学校生活を生み出す「できる状況づくり」]
      36 小学校知的障害特別支援学級における生活単元学習 丹沢茂樹
      [ユニバーサルデザインの視点を活かす! 通常の学級における個別最適な学びと協同的な学び]
      40 子どもたちの学びを生み出すICT活用 丹治敬之・遠藤隆平
      [通級指導担当者からの発信 自立活動ホップ・ステップ・ジャンプ]
      45 「コミュニケーション」の項目を含む指導の実践 Part 1 木戸麻里
      [ICTで変えよう! 特別支援学級の授業づくり]
      46 やってみよう! PowerPointでオーダーメイドの教材づくり Part 2 茂又みつ美
      51 [全国縦断 我が校の実践研究] 岩手県立花巻清風支援学校
      [実践レポート]
      52 自分事として学ぶ宿泊学習へ向けての実践 鈴木藍子・岩佐恭平・加茂 聡
      [情報解説]
      59 特別支援学校から羽ばたいたプロボクサーの軌跡 平井和人
      [時流解題]
      62 SDGsを通した開かれた教育課程、社会とのつながり 柳澤由香
      [各地の特別支援教育]
      66 熊本県の特別支援教育・熊本県特別支援教育研究会の取組 鶴田由美

      60[図書紹介] 61[全特協から] 64[全特連コーナー] 67[編集室・次号予告] 68[編集委員・編集協力委員一覧]

      『特別支援教育研究』は、全日本特別支援教育研究連盟(全特連)機関誌です。
      ◎障害のある子ども一人ひとりのニーズに応え、教育実践をよりよいものにするための、実践交流・情報提供・教育実践支援をめざします。通常の学級を含むさまざまな実践の場で、障害のある子どもと歩む方々への、今日と明日の実践を豊かに、ともに実りのあるものとする誌面づくりを進めます。
      ◎本連盟は、障害のある幼児・児童・生徒へのよりよい教育を推進するため、実践的な研究の向上を図ることをその目的にしています。全国52にわたる都道府県・政令指定都市の加盟団体、そして連盟を支援する個人会員から構成されています。個人会員は随時募集中です(年間会費15,000円・機関誌込み)。

        • 本日発送 Nov 29, 2023 09:00:00 +0900 以内に注文する

        商品説明

        本特集では、自立活動の指導と知的障害のある児童生徒のための各教科等との関連について考えていきます。

        自立活動は、特別支援学校教育要領及び特別支援学校学習指導要領に位置づく領域です。特別支援学校においては、小・中・高等学校等と同様の各教科等に加えて、特に自立活動の領域を設定し、それらを指導することによって、幼児児童生徒の人間としての調和のとれた育成を目指しています。

        さらに、知的障害特別支援学校における教育課程では、知的障害のある児童生徒のための各教科等が位置づいており、これを履修することになっています。これらの各教科等の内容の履修については、自立活動の指導を効果的に取り入れながら学習を進めることにより、各教科等において育まれる資質・能力をバランスよく育成していくことが期待されています。

        特別支援学校教育要領・学習指導要領解説自立活動編では、知的障害のある児童生徒の状態として「全般的な知的発達の程度や適応行動の状態に比較して、言語、運動、情緒、行動等の特定の分野に、顕著な発達の遅れや特に配慮を必要とする様々な状態が、知的障害に随伴して見られる。そのような障害の状態による困難の改善等を図るためには、自立活動の指導を効果的に行う必要がある」ことが指摘されています。

        このことの意味として、知的障害から生じる全般的な発達の遅れに対しては、知的障害のある児童生徒のための各教科等の学習により児童生徒の資質・能力を伸長し、一方、特定の分野に、顕著な発達の遅れや偏りなどに対しては、自立活動の指導により各教科等において育まれる資質・能力を支えていくことと捉えることができます。ここで、発達の遅れや偏りは、児童生徒一人一人が異なるため、必然的に個別の指導計画に基づく指導が前提となります。

        このような個別の指導計画に基づく指導の在り方は、中央教育審議会答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」(令和31月)に示された「個別最適な学び(個に応じた指導)」の考え方と親和性や関連制があると捉えることができます。

        そこで、本特集では、令和の日本型学校教育を見据えながら、個別の指導計画に基づいて行われる自立活動と各教科等の学習を通して育まれる資質・能力との関連や、自立活動の時間の指導を行う場合や各教科等を合わせて指導を行う場合の考え方などについて、言及していきます。

        商品の仕様

        • 読者対象: 特別支援教育担当教員
        • 出版年月: 2023年9月28日

        Customer Reviews

        Be the first to write a review
        0%
        (0)
        0%
        (0)
        0%
        (0)
        0%
        (0)
        0%
        (0)

        ログイン

        パスワードをお忘れですか?

        ー初めてのご利用ですか?ー
        アカウント作成