月刊 特別支援教育研究2023年12月号

    月刊 特別支援教育研究2023年12月号

      ISBN: 4910068371232

      全日本特別支援教育研究連盟/編

      $6.00

      目次

      目次
      特別支援教育研究
      12
      2023-December
      No.796
      特 集
      実践してみよう! 子ども主体の交流及び共同学習と地域協働活動
      [論説]
      4 交流及び共同学習と地域における協働学習の実践に向けて 村山 拓
      28 共生社会の実現に向けた交流及び共同学習と地域協働活動の展望 小澤至賢
      [実践]
      8 「できた」「分かった」を実感できる交流及び共同学習を目指して 三野理恵
      12 日常の学校生活の中に位置づけて継続して実践できる交流及び共同学習 大滝亮司
      16 学校は小さな社会、地域は大きな学校! 日景しずか
      20 アートを通して、学校・保護者・地域がつながる協働活動の実践 伴 比佐志
      [提言]
      24 誰一人取り残すことなく、誇りをもって生きる社会を目指して 嶋田弘之
      25 交流及び共同学習と地域協働活動の未来 小林直紀
      26 居住地校交流から見えたもの 畑中優子
      27 期待と不安を抱えて 小美野くらら
      [岡目八目]
      32 理念が大切か? 子どもたちの思いが大切か?
      連載企画
      [格致日新]
      1 子どもと思いを共に、活動を共にする教師 名古屋恒彦
      [今こそ知りたい特別支援教育の基礎知識 なるほど!]
      33 ライフスキル 理論編 梅永雄二
      [やりがいと手ごたえのある学校生活を生み出す「できる状況づくり」]
      36 自立活動における「できる状況づくり」(高等部編) 田中美徳
      [ユニバーサルデザインの視点を活かす! 通常の学級における個別最適な学びと協同的な学び]
      40 高等学校における多様な教育的ニーズのある生徒の教科指導上の配慮 井上秀和・甲斐綾子
      [通級指導担当者からの発信 自立活動ホップ・ステップ・ジャンプ]
      45 「コミュニケーション」の項目を含む指導の実践 Part 3 木戸麻里
      [ICTで変えよう! 特別支援学級の授業づくり]
      46 思考の整理を促し、表現する活動の充実を目指した実践 藤井未央・羽澤慶証
      51 [全国縦断 我が校の実践研究] 宮城県立支援学校岩沼高等学園
      [実践レポート]
      52 思いを表現することで自分を見つける 大島竜之介
      [情報解説]
      59 岡山県の特別支援学校における指導資料 村上直也
      [時流解題]
      62 多様なニーズのある子どもたちの「学び」の充実に向けたこれからの教育の可能性 菊地一文
      [各地の特別支援教育]
      66 香川県特別支援教育研究会の取組 廣瀬尚子

      60[図書紹介] 61[全情研から] 64[全特連コーナー] 67[編集室・次号予告] 68[編集委員・編集協力委員一覧]

      『特別支援教育研究』は、全日本特別支援教育研究連盟(全特連)機関誌です。
      ◎障害のある子ども一人ひとりのニーズに応え、教育実践をよりよいものにするための、実践交流・情報提供・教育実践支援をめざします。通常の学級を含むさまざまな実践の場で、障害のある子どもと歩む方々への、今日と明日の実践を豊かに、ともに実りのあるものとする誌面づくりを進めます。
      ◎本連盟は、障害のある幼児・児童・生徒へのよりよい教育を推進するため、実践的な研究の向上を図ることをその目的にしています。全国52にわたる都道府県・政令指定都市の加盟団体、そして連盟を支援する個人会員から構成されています。個人会員は随時募集中です(年間会費15,000円・機関誌込み)。

          商品説明

          学習指導要領においては小学校、中学校、高等学校、更に幼稚園教育要領、そして特別支援学校学習指導要領と、全てにおいて交流及び共同学習の推進が位置付けられています。すなわち交流及び共同学習は、特別支援教育の課題に留まらず、多様性が重視されている令和の時代の現代的な重要な教育課題と認識すべき事項となっています。

          また、インクルーシブ教育システムの構築が、同じく特別支援教育に留まらず令和の時代の喫緊の重要な課題であることは言うまでもありません。国連の障害者の権利に関する条約に基づいて我が国は国内法を整備して様々な施策等を実行してきましたが、日本の特別支援教育が大切にしてきた特別支援学校、特別支援学級等の学びの場を位置付けたインクルーシブ教育システムを発信するためにも、交流及び共同学習の実践は重要になっています。

          そこで本特集では、小・中学校等、そして特別支援学校における交流及び共同学習を中心に、地域との連携・協働の促進により共生社会の形成に資する地域協働活動を取り上げることとしました。交流及び共同学習の実践では、担当する学校現場の教職員が事前の協議や実践の準備の大変さを訴えることが少なくありません。研究委嘱やモデル地域・モデル校に指定されると、様々な取組がなされていますが、それが継続できないことも少なくありません。そこで、通常の学級においても、特別支援学校や特別支援学級においても、更に地域においても、持続できる実践が求められています。交流及び共同学習とは、「やらされる実践」であってはなりません。言うまでもなく、子供たちが主体的に取り組んでいく実践を目指す必要があります。そういう実践の価値を評価し、意義のある活動が将来に向けて持続可能な教育活動となるよう、丁寧に取り組まれている実践を取り上げて発信したいと考えます。

          交流及び共同学習を推進し、その充実を図るためには、学校経営の柱に据えた取組が必要です。そういう学校経営に取り組んでいる校長から、これからの交流及び共同学習に向けた提言を取り上げたいと考えます。また保護者の立場からの提言も取り上げ、今後の展望を提案していくものとします。本特集が、交流及び共同学習に負担感を覚えている学校現場に一石を投じ、子供主体の交流及び共同学習の実践が広がっていくことを目指していきたいと考えます。

          商品の仕様

          • 読者対象: 特別支援教育担当教員
          • 出版年月: 2023年11月28日

          Customer Reviews

          Be the first to write a review
          0%
          (0)
          0%
          (0)
          0%
          (0)
          0%
          (0)
          0%
          (0)

          ログイン

          パスワードをお忘れですか?

          ー初めてのご利用ですか?ー
          アカウント作成