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商品説明
特集
やってみよう!楽しく学ぶ「理科」
理科は、生活場面と関連し、直接的な体験を重視した学習活動を展開していくことから、知的障害のある生徒にとっても、その学習上の特性を踏まえ、実際の生活場面に即しながら成功体験を増やしていくことが可能であり、主体的に活動に取り組む中で学びに向かう力を育てていくことができる教科です。具体的な活動や体験を通して、自分と自然の事物・現象との関わりについて考える理科の授業は、自身の生活と結び付けて思考しやすく、興味・関心も高くなります。これまでになかった視点で自然や様々な物事、現象を見ることができるようになることで、「生活の役に立つ」「楽しい」と感じて理科を好きになれば、普段の生活をより豊かにしていくことにもつながるでしょう。
理科の目標は、特別支援学校小学部・中学部学習指導要領において、「自然に親しみ、理科の見方・考え方を働かせ、見通しをもって、観察、実験を行うことなどを通して、自然の事物・現象についての問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を育成すること」と記されています。「理科の見方・考え方を働かせ」とは、特別支援学校学習指導要領解説各教科等編では、自然の事物・現象を「多様性と共通性」「時間的・空間的」「質的・実体的」「量的・関係的」の視点で捉え、比較したり、関係付けしたりするなどの科学的に探究する方法を用いて考えることであると示しています。身近な自然の事物・現象について、関わり、関心をもち、更に科学的な視点をもつことで、発見・気付きへの思考へとつなげていくことをねらっていることから、子供たちにとっても、教師にとっても、理科の見方・考え方で思考することや、探究の過程を通じて課題を解決していくことなどに、進んで挑戦していけるような授業づくりをしていくことが必要であると考えます。
そこで本特集では、授業をする教師も、理科を学ぶ子供たちも、共に「やってみよう」「挑戦してみよう」という気持ちで理科の学習に取り組むことができるような授業づくりについて考えていきます。