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月刊 理科の教育2024年11月号

ISBN: 4910093131146

一般社団法人日本理科教育学会/編

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特集:理科教育の未来を語り合おうー次期学習指導要領に向けてー

未来を見据えた理科教育の在り方を探る

本誌『理科の教育』には、実に魅力的な実践が紹介されています。理科教育で大切にしている科学的な問題解決を大前提としつつ、さらに教育界の動向にアンテナを高く張りながら日々の実践に盛り込み、展開されているものも散見されます。例えば、「自発性」「創造性」「論理的思考力」「問題解決力」を養うことをねらいとしているSTEAM教育に着目し、ものづくりやプログラミングを単元に位置付けた実践。 OECD2030に示された「個人及び社会全体の2030年におけるウェルビーイング」の実現に向けて、エージェンシー(変化を起こすために、自分で目標を設定し、振り返り、責任をもって行動する能力)に着目し、子どもが主体であることを基本に取り組んでいる実践。 他にも、PBL(Project Based Learning)やDX(Digital Transformation)などの考え方を盛り込んだ実践が見受けられるようになってきました。どの実践にも共通するのは、予測困難な状況を乗り越え、持続可能な社会の創り手となるために、子ども一人一人がどのように学ぶのか、必要な資質・能力をどのように身に付けていくのか、ということが中心となっていることでしょう。
現行学習指導要領の実現に向けて、まだまだ取り組みを深めていくべき段階ですが、一方で「教育課程部会における審議のまとめ」(2021年1月25日中央教育審議会初等中等教育分科会教育部会)、「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)」(2021年1月26日中央教育審議会)などが示され、未来を見据えた話も動き始めています。前述したような実践は、まさしく、これら教育界の動向を捉え、子どもの姿を通して先進的に具現化し始めているものと受け止められるでしょう。約10年に一度のスパンで改訂されている学習指導要領について、そろそろ共に語り合い始めてもよい頃に差しかかっているのではないでしょうか。
そこで本特集では、次期学習指導要領に向けて、現状を見つめつつ、理科教育の未来を語り合ってみます。そして、子どもたちが生きる未来を見据えた理科教育の在り方を共に探ってみましょう。

(『理科の教育』編集委員会)