板書で見る全単元・全時間の授業のすべて 算数 小学校6年上

著者 田中 博史 監
尾﨑 正彦 著
筑波大学附属小学校算数部 企画・編集
販売価格3,080 (税込)
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「板書シリーズ 算数」の監修者である、「授業・人」塾代表
前筑波大学附属小学校副校長 田中博史先生に「板書シリーズ 算数」の特徴や活用の仕方についてお話を伺いました。

「板書シリーズ 算数」の特徴

「板書シリーズ」は読者の先生方の厚い支持をいただき累計100万部となる、教育書としてはベストセラーと言えるシリーズになりました。類似の本がたくさん世に出ていますが、この算数の「板書シリーズ」が元祖と言えると自負しています。

我々が板書の形で授業のプランをみなさんに提案しようと思ったのは、「活字や表組だけの指導案ではなかなか授業のイメージがわきにくい」ので、なんとかビジュアルの形で、明日の授業作りに皆さんたちがイメージしやすいものがお届できないかと考えたからです。この「板書シリーズ」では先生方がすぐに授業の時に机の上に開いてそのまま活用できるようにしたということ、すべての時間のアイディアをここに揃えたということが大きな特徴です。

明日の授業作りに「板書」を!

板書を使いながら明日の授業をイメージしていく具体的な見本のひとつとしてよく覚えているのが筑波大学附属小学校の先輩、故坪田耕三先生(前青山学院大学、元筑波大学附属小学校副校長)の姿です。坪田先生は翌日の授業をいつも板書の形で計画をたてていらっしゃいました。坪田先生は「板書の形で計画をたてると子供の姿が浮かんでくるんだよ」と語っていらっしゃったのを覚えています。私たちも板書の形で明日の授業をイメージする、これは毎日の授業にとても役に立つ行為だと思います。

指導案の形式で一行一行書くものに関しては、実は行と行の間に隙間があるので、子どものイメージや活動が途切れてしまっているかもしれません。それになかなか気づきにくいのですが、板書の形で授業プランを作っていくとそこが非常に具体的に浮かんでくる、それを私も当時坪田先生に教えられて、実感したことを覚えています。

「板書シリーズ 算数」の活用法

本書では、知識・技能の習得だけではなく、新学習指導要領のキーワードの一つでもある「数学的な見方・考え方」の育成についても触れています。著者の先生方にも「数学的な見方・考え方」がどのように授業の中で意識されているのかを意識して書いてもらいました。授業の中での子供の問い、めあての変化や、それに対するものの見方・考え方、さらには友達との考え方の比較なども行いやすいように板書していくことを心掛ける必要があります。

今回の「板書シリーズ 算数」は、見開きで一時間の授業プランを板書中心に構成し、 『授業の流れ』を4つまたは5つのステップで組み立てています。この『授業の流れ』を見ていただければ子供たちの疑問がどのようにつながっていくかが、わかると思います。

また、もう一つ意識しているのは、対話のイメージを先生方に伝わりやすくするということ。そのために、教師の発問、子供の疑問を吹き出しの形式で整理して入れています。ただ、画一的にならないようにすべてが同じパターンになっているわけではありません。低学年のように活動を重視しての授業の場合と、高学年のようにまとめや発展問題が必要な場合とでは授業シナリオが異なるようになっています。読者の先生方には、この授業の場面ではこのまとめはいらないなとか、この部分の練習問題は無理やり差し込むことはないなというふうに、「板書シリーズ」を発展、活用していただければと思います。

最高の執筆陣とDVDでより具体的なイメージを!

今回の算数のシリーズは、1年生は共著となっていますが、2年生から6年生までは一人の先生が執筆しているので、一貫した授業プランの質の高さを味わうことができます。

  • 1年生:小松信哉先生(福島大学)、中田寿幸先生(筑波大学附属小学校)、永田美奈子先生(雙葉小学校)、森本隆史先生(筑波大学附属小学校)
  • 2年生:山本良和先生(筑波大学附属小学校)
  • 3年生:夏坂哲志先生(筑波大学附属小学校)
  • 4年生:大野桂先生(筑波大学附属小学校)
  • 5年生:盛山隆雄先生(筑波大学附属小学校)
  • 6年生:尾﨑正彦先生(関西大学初等部)

さらに目玉として、各学年の執筆者の実際の授業(1時間分)がDVDとして付いています(1年の授業者は中田寿幸先生)。算数では、先ほどの『授業の流れ』の4つのステップのように、教師の発問や子どもとの対話や活動から授業が進んでいくので、授業の流れの中で板書がどのように出来上がっていくかを実際の授業と照らし合わせることができます。

紙面とDVDの映像から、どのように授業が進んでいくのかをご覧いただき、皆様の授業づくりに役立てていただければ幸いです。

1年生から6年生までの毎日の算数の授業の具体的なイメージを、この「板書シリーズ」でお届けできると思います。算数が得意ではない先生にも子供たちとともに算数好きを増やす授業が現場に広がることを願ってこのシリーズを作っています。

どうぞ明日の子どもの笑顔のために、算数の授業を楽しくしていくために役立ててください。

著者 田中 博史 監
尾﨑 正彦 著
筑波大学附属小学校算数部 企画・編集
読者対象
出版年月 2020-03-10
判型 B5
ページ数 172
ISBN 9784491039947
在庫 在庫あり

まえがき
本書活用のポイント
本書の単元配列
I 第6学年の授業づくりのポイント
II 第6学年の算数 全単元・全時間の板書
1 対称な図形 2時間
単元の目標・評価規準・指導計画 18
単元の基礎・基本と見方・考え方 19
第1時 線対称な形のイメージ化 20
第2時 対称の軸の本数と対応する辺の関係 22
第3時 対称の軸と対応する辺の関係 24
第4時 線対称な図形の作図 26
第5時 点対称な形のイメージ化 28
第6時 対称の中心の見つけ方 30
第7時 点対称な形の作図 32
第8時 対称な観点からの多角形理解 34

2 文字と式 5時間
単元の目標・評価規準・指導計画 36
単元の基礎・基本と見方・考え方 37
第1時 未知数を文字式で表そう 38
第2時 碁石は全部でいくつかな 40
第3時 どんな形になるかな? 42
第4時 何か所切ればいいかな? 44
第5時 何m長くなるかな 46

3 分数と整数のかけ算・わり算 6時間
単元の目標・評価規準・指導計画 48
単元の基礎・基本と見方・考え方 49
第1時 分数×整数を考えよう 50
第2時 分数×整数で約分は使えるかな 52
第3時 帯分数×整数の計算を考える 54
第4時 分数÷整数の計算を考える 56
第5時 分子が割り切れない計算を考える 58
第6時 帯分数÷整数はどのように考えるかな 60

4 分数と分数のかけ算 8時間
単元の目標・評価規準・指導計画 62
単元の基礎・基本と見方・考え方 63
第1時 分数×分数(単位分数)を考えよう 64
第2時 2/3分の計算方法を考えよう 66
第3時 分数×分数の求積と約分を考えよう 68
第4時 帯分数×帯分数の計算を考えよう 70
第5時 小数と分数の計算を考えよう 72
第6時 3つの分数のかけ算を考えよう 74
第7時 分数の計算のきまりを考えよう 76
第8時 逆数について理解する 78

5 分数と分数のわり算 10時間
単元の目標・評価規準・指導計画 80
単元の基礎・基本と見方・考え方 81
第1時 分数÷分数を考えよう 82
第2時 わり切れない時の分数÷分数を考えよう 84
第3時 分数÷分数と逆数の関係 86
第4時 仮分数,帯分数のわり算を考えよう 88
第5時 あまりの大きさを考えよう 90
第6時 わる数と商の大きさを考えよう 92
第7時 小数と分数が混じった計算を考えよう 94
第8時 ÷小数を÷分数にして計算しよう 96
第9時 どんな式になるかな 98
第10時 分数カードで遊ぼう 100

6 比とその利用 8時間
単元の目標・評価規準・指導計画 102
単元の基礎・基本と見方・考え方 103
第1時 同じ形の秘密を見つけよう 104
第2時 同じ形の秘密を見つけよう 106
第3時 比を簡単にして考えよう 108
第4時 等しい比でゲームをしよう 110
第5時 木の高さを調べよう 112
第6時 木の高さを測定しよう 114
第7時 台所から比を探そう 116
第8時 比の活用問題に挑戦 118

7 拡大図・縮図 8時間
単元の目標・評価規準・指導計画 120
単元の基礎・基本と見方・考え方 121
第1時 拡大図ってなに? 122
第2時 縮図ってなに? 124
第3時 方眼で拡大図・縮図を作図しよう 126
第4時 方眼を使わず拡大図・縮図を作図しよう 128
第5時 四角形の拡大図・縮図を作図しよう 130
第6時 中心を使って拡大図・縮図を作図しよう 132
第7時 縮尺ってなに? 134
第8時 縮図で校舎の高さを調べよう 136

8 円の面積 8時間
単元の目標・評価規準・指導計画 138
単元の基礎・基本と見方・考え方 139
第1時 面積が大きい図形は? 140
第2時 円の面積の求め方を考えよう 142
第3時 図から円の公式を見つけよう 144
第4時 円の公式で面積を求めよう 146
第5時 式変形から面積を楽しもう 148
第6時 こんな面積も求められるかな 150
第7時 円の面積ぼ公式を活用しよう 152
第8時 およその面積を求めよう 154

9 立体の体積 第0時 156
単元の目標・評価規準・指導計画 156
単元の基礎・基本と見方・考え方 157
第1時 四角柱の体積を見つめなおす 158
第2時 三角柱の体積を求めよう 160
第3時 円柱の体積を求めよう 162
第4時 いろいろな柱体の体積を求めよう1 164
第5時 いろいろな柱体の体積を求めよう2 166

尾﨑正彦
関西大学初等部教諭
新潟県公立小学校勤務を経て現職。スタディサプリ小学講座講師,全国算数授業研究会常任理事,学校図書『みんなと学ぶ小学校算数』編集委員。2013年度「東京理科大学 第6回《算数・授業の達人》大賞」優秀賞受賞。2005年度 第41回 「わたしの教育記録」 特選。主な著書に,『アクティブ・ラーニングでつくる算数の授業』(東洋館出版社),『思考力・表現力を評価する算数テスト集』(東洋館出版社)等がある。
[2020年3月現在]

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