個別最適な学びに生きる フレームリーディングの国語授業

著者 青木伸生 編著
「ことば」の教育研究会 著
販売価格1,980 (税込)
- ポイント/円 還元

新規会員登録キャンペーン開催中!

Amazon American Express Apple Pay Diners Club FamilyMart Google Pay JCB Lawson Mastercard Ministop 7-Eleven Shop Pay Visa

筑波大学附属小学校の青木伸生先生が提唱し、文章を「丸ごと読む」ことで子どもの読む力や学びの姿、そして教師の授業づくりも大きく変えた「フレームリーディング」から8年。
実践と研究を深め、新たな提案を加え進化しました。

------------------------------------------------------------------------------------------------------

フレームリーディングとは、

自分のもっているフレーム(目のつけどころ)を生かしつつ、そのフレームを更新したり、新たなフレームを獲得したりしながら文章のつながりをとらえる読みの手法

------------------------------------------------------------------------------------------------------
です。
そして大切にしているのは、「子どもが、自分の力で文章を読み解くことができるように、目のつけどころをもたせていく」という発想です。
この発想をベースに実践と研究を積み重ね、フレームリーディングの価値を以下の3つに整理しました。

1.子どもを起点とし、個別最適な学びをつくるためには、フレームリーディングの発想が不可欠であること。
2.新しい学習指導要領で示されている読むことの学習過程は、フレームリーディングの読みの過程とほぼ一致すること。
3.子どもの学びに向かう力を育むためには、読むことの面白さを実感させるフレームリーディングが適していること。

つまり、フレームリーディングこそ、新学習指導要領が提示したこれからの学びの姿と軌を一にする手法なのです。
本書では、令和2年度版教科書から新たに採用された教材の実践をもとに、進化したフレームリーディングの具体の姿を提案します。

「はじめに」より


1 個別最適の学びをつくるフレームリーディング
 本書で提唱しているフレームリーディングは、個別最適の学びをつくるための一方策です。なぜフレームリーディングは、個別最適の学びをつくるのか。それは、徹底した「子どもの側からの学びの見直し」を出発点にしているからです。フレームリーディングの目的は、子どもに、文章を読むための目のつけどころをもたせるということです。 子どもの中に、文章を読み解く多様な目のつけどころをもたせることができれば、その目のつけどころを基にして、自分の力で読み進めることができるであろうという発想です。つまり、子ども自らが、自分の身につけているフレームを生かして自分自身の学びを推進していくことができる、というのが、フレームリーディングの基本理念なのです。一つの文章に対して、「自分はこの目のつけどころをもとに読んでみよう」という、子ども自身のアプローチの仕方があっていいのです。そこが「個別最適」という言葉につながります。最終的にたどりつく山頂はどの子も同じです。同じゴールを目指して登っていきます。しかし、山頂までの登山ルートは、個別でいいのです。同じルートを選んだ子どもがいれば、小グループとしてまとまって登るのもいいでしょう。様々なルートの山道を登り、それを交流していくと、クラスの中で様々な景色が見えてきます。物語を読む過程において、登場人物の気持ちの移り変わりに目をつけて読み進めた子どもが、色彩表現に目をつけて登ってきた仲間と出会うことで、今まで自分が登ってきたルートで見ていた景色とは違う景色を見ることができます。 子どもがフレームを身につける過程では、教師の発問や、指導助言が必要でしょう。しかし、学びが進むにつれ、子どもが様々なフレームを生かして読むことができるようになると、そこではもう教師の発問は必要なくなります。子ども自身が身につけた「学び方のフレーム」として、子ども自身でフレームリーディングを展開できるようになるからです。フレームリーディングという手法は、そのような子どもの学びの姿を目指しています。

2 教師も学ぶ。子どもと学ぶ。子どもに学ぶ。
 フレームリーディングの発想で授業をすると、教師の立ち位置も変わってきます。教師は単に子どもに知識を伝達する立場ではなくなります。教師自身も学び手として、子どもと一緒に文章に立ち向かい、謎を解いていく存在になります。時には、子どもと共に悩み、試行錯誤しながら子どもの声に耳を傾けてみましょう。子どもの学びの姿を、傍らで見守ってみましょう。子どもは教師が思っている以上に頑張る存在です。そして、失敗からも多くのことを学べる存在です。教師は今まで、子どもに失敗させないように、学びをリードしてきました。しかし、失敗から学ぶことは、とても大切なことです。子どもが試行錯誤する、壁にぶつかって立ち止まって考える、もと来た道を後戻りしてみる、別のルートを探す、こうした一つ一つの動きこそが、子どもにとって個別最適の学びであり、学びをさらに推進する原動力そのものです。教師も、子どもと一緒に立ち止まって考えればいいのです。子どもと共に学べる教師こそ、これからの学びをつくることのできる教師だと言えます。本書が、その一助となれば幸いです。
                令和三年八月   筑波大学附属小学校  青木伸生

個別最適な学びに生きる フレームリーディングの国語授業

著者 青木伸生 編著
「ことば」の教育研究会 著
販売価格1,980 (税込)
- ポイント/円 還元

新規会員登録キャンペーン開催中!

Amazon American Express Apple Pay Diners Club FamilyMart Google Pay JCB Lawson Mastercard Ministop 7-Eleven Shop Pay Visa

この商品に興味がある人におすすめ

著者 青木伸生 編著
「ことば」の教育研究会 著
出版年月 2021-10-13
判型 A5
ページ数 136
ISBN 9784491045221

はじめに

Ⅰ 理論編ーなぜ、フレームリーディングなのか
 1.フレームリーディングが目指す学びの姿
 (1)フレームリーディングとは
 (2)個別最適な学びをつくる
 (3)読むことの学習過程に沿う
 (4)読むことの面白さを実感させる
 2.身につけさせたい12のフレーム
 (1)物語における12のフレーム
 (2)物語を読むための基本フレーム
 (3)物語を読むための発達段階に応じたフレームリーディング
 (4)説明文における12のフレーム
 (5)説明文を読むための発達段階に応じたフレームリーディング
 3.子どもが学びを創る
 (1)子どもの中にあるフレームが学びを創る
 (2)個別最適な学びに向けて
 (3)考えの形成のためのアウトプット
 (4)子どもが自分の学びをふり返る

Ⅱ 実践編ーフレームリーディングでつくる新教材の国語授業
 1.まいごのかぎ(3年)
 2.思いやりのデザイン(4年)
 3.世界にほこる和紙(4年)
 4.やなせたかしーアンパンマンの勇気(5年)
 5.言葉の意味が分かること(5年)
 6.固有種が教えてくれること(5年)
 7.たずねびと(5年)
 8.帰り道(6年)
 9.メディア・大切な人

Ⅲ 実践ー青木伸生のフレームリーディングの国語授業

Ⅳ 座談会ーフレームリーディングの課題と可能性

おわりに

青木伸生(あおき・のぶお)

1965年、千葉県船橋市生まれ。東京学芸大学を卒業後、東京都公立小学校教諭を経て、現在、筑波大学附属小学校教諭。全国国語授業研究会会長、日本国語教育学会常任理事、教育出版小学校国語教科書編集委員なども務める。著書に『フレームリーディングでつくる国語の授業』(2013年・東洋館出版社)、『教科書新教材「フレームリーディング」でつくる国語の授業』(2015年・東洋館出版社)、『小学校国語 説明文/物語文の授業技術大全』(2019年・明治図書)『10分で読める物語』(2020年・学研プラス)他、多数。【2021年9月現在】

過去に見た商品