水の事故から命を守る 安全水泳大全
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商品説明
命を守る泳ぎを、授業でも。
本書の概要
競泳大国・日本でも、水難事故は後を絶ちません。本書では、水辺で自分と他者の命を守る「安全水泳」の考え方と実践を、最新の知見をもとに体系的にまとめました。学校での授業にも活かせる、水泳の指導場面に必須の一冊です。
本書からわかること
〔背 景〕 競泳大国なのに水難事故は減らない
日本はオリンピックで数多くのメダリストを輩出し、学校にもプールが整備された“競泳大国”です。しかし水難事故の件数は近年も減らず、子どもを中心に毎年多くの命が失われています。水泳授業での泳法指導だけでは、海や川での振る舞いや災害への対応が難しい――そのギャップを埋めるのが、本書で提案する「安全水泳」です。
〇「安全」を水泳授業でどう扱うか
学習指導要領でも、「安全確保につながる運動」が水泳運動として位置付いています。本書では、「危険」「リスク」「ハザード」という視点を踏まえ、「自分の命を自分で守る力」を育む方法を示します。水泳授業の重要な観点としての「安全確保」をどのように位置づけ、実践していくかの具体的な手がかりが得られます。
〇落水・着衣時の具体的な対処法
立ち泳ぎや仰向けの泳法、着衣泳など、災害時や思わぬ落水の際に必要な技術を、写真・動画とともにわかりやすく解説。衣服による抵抗や体温低下といった実際のリスクを踏まえ、授業でも活用できる具体的な対処法を紹介しています。
〇自然水域・災害を踏まえた安全教育
川・海・湖など、自然水域の事故要因と対策を丁寧に解説。離岸流や風による流出、急深地形といった危険をどのように捉え、どう対処すべきかを示します。地震・津波・気候変動などの防災教育とも結びつけ、水泳だけでなく「命を守る教育」へと学びを広げます。
〇水泳教育を「命を守る学び」へ
日本の水泳文化を背景に、水泳を「競技」から「命を守る教育」へと再定義。誰もが公平に学ぶ学校教育の場を活かして安全水泳を広めることで、水難事故の減少と地域社会の安全文化の醸成をめざします。
〔特別寄稿〕 櫻井 翔 さま
東日本大震災の被災地への継続的な取材など、防災・安全についての造詣も深い、タレント・櫻井翔さまに、ご寄稿をいただいています。

(「はじめに」)

(Chapter 1 安全水泳の基本)

(Chapter 2 安全水泳ケーススタディ)
こんな先生におすすめ
● プール指導だけでなく、海や川など自然水域での安全教育も実践したい先生
● 水泳の授業に「命を守る視点」を取り入れたい先生
● 防災・安全教育を授業全体の中で体系的に教えたい先生
● 競泳中心の授業に限界を感じ、新しい指導の方向性を探している先生
● 教職課程・自治体研修などで、水辺の安全教育を深めたい教育関係者


