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教科書を網羅しない授業をつくる

ISBN: 9784491059600

宗實 直樹/著

セール価格 2,200(税込)
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商品説明

2030年実施の学習指導要領が、実効性あるものとなるには、超えなければならない壁がある。それこそが、中教審「論点整理」で示された「本時主義」「教科書の網羅主義」からの脱却!
教師の負担を軽減し、豊かな授業を実現する教科書の使いこなし方とは何か。
「教科書がおわらなかったらどうしよう…」という不安感、「教科書の内容はすべて教えなければ…」という呪縛から、いま、解き放たれる!

本書の概要

2025年9月に公示された中央教育審議会「論点整理」においては、次の事柄を強調しています。

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3.「厚い教科書を全て教える」からの脱却
⚫格段に充実した教科書を網羅的に指導すべきとの考え方が根強く、内容や分量の多さが、授業進度の速さや過剰な授業時数の設定に繋がっているとの指摘がある
⚫教科書・教師用指導書のとおりに授業を行うとの認識がやや強すぎ、創意工夫や力量向上を阻んでいる側面があるとの指摘がある
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「論点整理」で提起されている「教科書を教える授業から教科書で教える授業へ」は、いわば古くて新しい課題。
この課題のむずかしさの一つに挙げられるのが、多くの教師は「授業において教科書をどう使えばよいか」を教わってこなかったことです。そこで本書では、「教科書を(すべて網羅することなく)使いこなせるようになるための考え方と具体的な方法」を紹介します。
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序章 教科書について最初に知っておきたいこと
第1章 なぜ「教科書を全部やる」という発想が芽生えてしまうのか
第2章 そもそも教科書とは何か? どう捉えればよいか?
第3章 【教師編】教科書活用の原則と技術
第4章 【子ども編】教科書活用の原則と技術
第5章 教科書を網羅しない授業設計
第6章 教科書で「子どもが学ぶ」ための授業づくり
第7章 教師用指導書との向き合い方
第8章 【実践】子どもとともに教科書を使いこなす

本書からわかること

教科書の網羅主義を乗り越えるための壁は何かがわかる

私たち教師は「教科書は必要に応じて活用すればよいもののはずだ」ということを薄々感じながら、実際の授業ではなぜ「最初から最後まで順番どおりにやらなければならない」と考えざるを得ないのか、日本の学校教育の特徴や構造といった視点から次のテーマについて論じます。

●「教科書を終わらせなければ…」が生まれる構造
●「網羅しないことへの不安」とどう向き合うか
●教科書の使用義務(法的位置づけ)と、「使い方」の自由度 など

そもそも教科書とは何かがわかる

教師であれば誰しもが慣れ親しんでいる教科書ですが、「そもそも教科書とは何か」について熟知している方はそう多くないと思います。「教科書の使いこなし方」を身につけるうえでも知っておきたい事柄です。
そこで本書では、以下のテーマごとに解説します。

●教科書の歴史と制度
●各教科書会社の編集方針の違い
●「主たる教材」としての教科書の意味
●教科書を「拠点教材」として捉える など

教科書活用の原則と技術がわかる

教科書どのように活用すれば、網羅することなく子どもたちの資質・能力を育む授業を行っていけるようになるのか、[教師編]と「子ども編」に章を分けて、以下のテーマごとに紹介します。

[教師編]
●教科書をどう見る?─「構成要素を分けて見る」ことからはじめる
●「関係」で読む教科書─因果・比較・系列の視点で構造化する
●問いに気づく・問いを立てる─隠れた問いに目をこらす
●「全部やらなくても大丈夫」な設計へ─必要な学びに焦点をあてる など
[子ども編]
●子どもは教科書の「見方・使い方」を知らない?
●子どもが教科書を活用する5つの視点
●子どもに「教科書の使い方」をどう教えるか?
●主体的活用を育てる4段階ステップ(A→B→C→D活用) など

教科書で「子どもが学ぶ」ための授業づくりがわかる

教科書は、①教師が子どもたちに教えるためのツールであるとともに、②子どもが自ら学ぶためのツールです。 殊に「教科書を網羅しない授業をつくる」には、②に軸足を置いた方略を身につけることが必要です。そこで本書では、以下のテーマごとに具体的な方法を紹介します。

●教科書の構造を「分解する」─分析する目を育てる
●「問いと答えの関係」を体感する
●「自分たちで教科書をつくる」─構造化された表現へ
●「読み手」から「構成者」へ─教科書と対話する力を育てる など