[イラスト図解で読み解く社会科]子どもが選び 調整しながら 学習を進める 授業をつくる
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商品説明
2030年の次期学習指導要領実施に向けて重要となる学習活動のキーワードは…「選択」と「共有」
教師頼みでも、子ども任せでもない、子ども自身が深く学べる授業の姿をこの1冊に!
珠玉の49テーマ
本書の概要
中央教育審議会「論点整理」(2025年9月)は、改訂論議を貫く三つの方向性として次を挙げています。
①「主体的・対話的で深い学び」の実装(Excellence)
②多様性の包摂(Equity)
③実現可能性の確保(Feasibility)
このうち、①については、「思考力、判断力、表現力等を発揮する中で、知識の概念としての習得や深い意味理解を促すこと、他の学習や生活の場面でも活用できるような、生きて働く『確かな知識』を習得すること、学びに向かう力、人間性等を育成することが一層重要となる中、『主体的・対話的で深い学び』の実装は、次期学習指導要領に向けた第一の方向性とすべきものである」と強調されています。
本書はこうした提起に正対しつつ、改めて「主体的・対話的で深い学び」とは何か、「個別最適な学びと協働的な学び」とは何か、「子どもが自らの学びを調整する」とはどういうことか、「学習環境」をどのようにデザインすればよいかなどについて、イラストで図解しながら一つ一つ明らかにするとともに、子どもたちの「選択」と「共有」のある社会科授業をどうつくっていけばよいかを紹介します。
本書からわかること
主体的な学び、対話的な学び、深い学びのある授業の姿を具体的にイメージできる
中央教育審議会「論点整理」でも強調されていたように、これからの教育のあり方を考えるに当たっては、現行の学習指導要領の中核理念である「主体的・対話的で深い学び」について、もう一度しっかり確認し、何が加わり、何が引き継がれるのかを見極めることが大切です。
本書では、以下のテーマごとに論じます。
1 再考「主体的・対話的で深い学び」
2 「主体的な学び」と「個別最適な学び」
3 「対話的な学び」と「協働的な学び」
4 次の改訂でもメインストリームとなる「深い学び」
5 「デジタル学習基盤」を生かす学び
6 次期学習指導要領改訂に係る審議事項 「学習環境のデザイン」とは?
子どもによる「選択」と「共有」がある自己調整型の学習環境デザインがわかる
次期学習指導要領においては、「多様な子供たちにとっての包摂性を高めながら、教師にとって持続可能な形で主体的・対話的で深い学びを通じた資質・能力の育成に資する学習環境デザイン」の重要性が述べられています。
本書では、以下のテーマごとに論じます。
1 次期学習指導要領改訂に係る審議事項 子どもの学習活動としての「選択」
2 次期学習指導要領改訂に係る審議事項 子どもの学習活動としての「共有」
3 「選択」と「共有」で単元をつくる
4 「教材」や「方法」を選択する
5 互いの学習状況を共有して学習を自己調整する
6 「選択」と「共有」を支える学習集団づくり
主体的に学ぶ「子どもの姿」のデザインがわかる
主体的な学びとは子どものどのような姿であるかを考える必要があります。
本章では、どのような姿が生まれれば、子どもが主体的に学んでいることになるのかについて、以下の項目ごとに論じます。
1 子どもが「興味・関心」を高める
2 子どもが「疑問」をもつ
3 子どもが「意思」と「見通し」をもつ
4 子どもが自分のチェックリストをもつ
5 子どもが自分の学びを振り返る
6 子どもが自分の学びを調整する
本書では、ほかにも以下に挙げるテーマごとに、子どもが選び調整しながら学習を進める授業をつくる考え方や方法を紹介します
●「主体的な学び」を支える授業デザイン
●「対話的な学び」を鍛える学習集団デザイン
●「対話的な学び」を充実する学習環境デザイン
●「深い学び」を目指す授業デザイン
●「深い学び」を見える化する板書等のデザイン
●子どもの学びを把握する学習評価のデザイン