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月刊 特別支援教育研究2026年4月号

ISBN: 4912068370468

全日本特別支援教育研究連盟/編

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商品説明

特集

「できた!」の先も見据えた日常生活の指導 ~さりげない指導・支援がウェルビーイングを叶える~

2026年度の本誌の年間テーマは、昨年度から引き続き「持続可能な社会の創り手の育成とウェルビーイングの向上を目指して」としています。多様な児童生徒が、その多様性に応じた将来の社会生活における自立を叶えるために、全ての教職員に特別支援教育の意義を広め、実践に生かしていくことが重要と考えています。
新年度のスタートに当たり、4月号の特集では、特別支援教育の最大の特徴である各教科等を合わせた指導のうち、「日常生活の指導」をテーマに組みます。
日常生活の指導は、積み上げの機会を多く設ける必要があり、教育課程において指導時数のウェイトが大きくなっています。この積み上げにより、目標の達成が速やかになり、新たな目標の設定ができる学習です。そして、積み上げの機会を多く設けるためには、学校と家庭が児童生徒の将来像をしっかりと共通理解し、連携した取組にすることが大切です。個別の指導計画の中・長期的な学習目標には日常生活の指導の延長上にある目標が設定されている場合が多く、様々な教科の学習目標の達成が、この中・長期的な学習目標の達成につながることを考えると、日常生活の指導の位置付けが大変重要になってくると考えられます。
指導内容は、児童生徒が日常生活における諸活動を行う際に必要な項目として、着替え、手洗い、排泄、食事、衛生等の基本的生活習慣の内容や、挨拶、言葉遣い、礼儀作法、時刻やきまりを守ること等の集団生活における内容があり、児童生徒がより豊かな生活を送るための力を伸ばすことができます。この積み重ねが来るべき将来の自立した社会参加を達成できる、重要な学習であると言えます。学習は細やかなPDCAサイクルをつくりやすく、学習の積み上げにより実生活を豊かにすることが目標となり、学習成果から成長を感じられる指導と言えます。
児童生徒に自立の力が育つことは、障害の有無やその程度にかかわらず、自分らしい生活をつくることにつながります。自立の力が伸びると、生活や学習の幅を更に広げることにつながると考えます。
毎日取り組んでいる日常生活の指導では、さりげない指導・支援が児童生徒の自立の力を伸ばし、ウェルビーイングの向上につなげることができていると考えます。児童生徒にとって今できていること、できるようになったことの先を見据えた日常生活の指導を、さりげない指導・支援が行われている多くの実践事例を通して、年度当初に改めて考える特集にしたいと考えています。