ホーム 月刊 初等教育資料2025年8月号

月刊 初等教育資料2025年8月号

ISBN: 4910044350855

文部科学省教育課程課・幼児教育課/編

セール価格 770(税込)
付与予定ポイントpt
6
人がこの商品を閲覧しています
タイプ: 書籍
試し読み

レビューを書くと100ポイントプレゼント

Customer Reviews

Be the first to write a review
0%
(0)
0%
(0)
0%
(0)
0%
(0)
0%
(0)
商品説明

特集Ⅰ
各教科等の目標の実現に向かうGIGAスクール構想のもとでの授業①

 令和6年12月25日、次期学習指導要領の改訂に向けて文部科学大臣より諮問が出されました。
 その中で、顕在化した課題の三点目に、「GIGAスクール構想による1人1台端末やクラウド環境等のデジタル学習基盤(以下『デジタル学習基盤』という。)は、一人一人の興味や関心に応じ、よさを伸ばし、困難の克服を助ける大きな可能性を秘めていますが、その効果的な活用は緒に就いたばかりです。我が国のデジタル競争力は他国の後塵を拝しており、社会全体の生産性や創造性を高めていく観点からもデジタル人材育成の強化は喫緊の課題です。 その一方で、実体験の格差やデジタル化の負の側面等を指摘する声もあります。『デジタルかリアルか』、『デジタルか紙か』といった二項対立に陥らず、『デジタルの力でリアルな学びを支える』との基本的な考えに立ち、バランス感覚を持って、積極的に取り組む必要があります」と示されました。
 デジタル学習基盤を活用した実践については一定程度広まっているものの、未だ学校、教師ごとに活用状況に差があること、「とにかく使う」という段階から、デジタル学習基盤を活用した教科ごとの「深い学び」(教科ごとの資質・能力の育成に資する学び)を実現する段階へと発展させていく必要があることなど、更なる「デジタル学習基盤の効果的な活用」が求められています。
 そこで、8月号と9月号にわたって「各教科等の目標の実現に向かうGIGAスクール構想のもとでの授業」を特集します。8月号では、まず、各教科等の目標の実現に向かうGIGAスクール構想のもとでの授業について概要を解説します。さらに、各教科等で具体的な事例を基に、デジタル学習基盤を効果的に活用しながら、深い学びに至る授業について調査官・視学官が論説していきます。
(8月号論説事例掲載教科:国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作)

特集Ⅱ
学習指導要領における指導のポイント[特別活動]
主体的に社会参画する態度を育む特別活動

 今日、少子化・高齢化、グローバル化、気候変動に伴う自然災害の激甚化など社会は大きく変化し、持続可能な社会を形成することが求められています。また、多様な価値観を認め合いながら、これらの複雑な課題を解決していく必要がある中で、社会の一員としての意識をもち、多様な他者と協働しながら集団や社会の形成に参画する態度の育成は、学校教育においてますます重要な課題となっています。特に、子供がよりよい学校生活をつくるために何ができるかを考え、話し合い、友達と協働して実現を目指す特別活動は、こうした態度を育む上でも大切な役割を果たしているでしょう。
 特別活動は、自主的、実践的な集団活動を通して、社会の一員として自覚をもち、よりよい社会の実現に向けて主体的に参画する態度を育む学びの場です。子供たちがこうした実践を積み重ね、「自分にも社会を変える力がある」と実感することで、将来地域や社会の中で活躍する基盤をつくることにつながります。共によりよい社会を創造する子供たちを育てるためにも、特別活動の果たす役割が今後ますます期待されています。
 そこで特集Ⅱでは、主体的に社会参画する態度を育むために大切なことを解説するとともに、特別活動を通して様々な事例を紹介していきます。

※2025年度限定サービス:2025年度の初等教育資料をご購入いただいた方に、特典として、2018年度の初等教育資料の抜粋電子版閲覧サービスを提供しています。当該年度の初等教育資料の文部科学省の解説、教科調査官記事のみになります。詳細は本誌、最終ページをご確認ください。ダウンロード用の二次元コードがあります。(記事の内容は2017年度当時の状況のものになりますので、予めご了承ください。)