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その経験が、学びになる―知と価値を創造するカリキュラムの実践と舞台裏

ISBN: 9784491059648

香川大学教育学部附属高松小学校

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学びを自分でデザインする子どもを育てる学校 - 東洋館出版社
学びを自分でデザインする子どもを育てる学校
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商品説明

令和4年度より文部科学省研究開発学校指定を受けた本校が取り組んできた「知や価値の創造を実現するカリキュラム」の研究成果をまとめた1冊。次期学習指導要領改訂においては、より柔軟な教育課程編成が求められており、その観点からも、全国のカリキュラム研究の一助となる!

本書の概要

これからの子どもたちには、知識や技能を活用しながら、自ら課題を見付けて考え、他者と協働し、よりよい社会を築く力が求められています。そしてそれを支える教師にも、柔軟に学び続ける姿勢と、専門性に裏打ちされた授業構想力、子どもを深く理解し寄り添う力が必要とされています。本書は、そうした教育の姿を、4 年間の取組の中から浮かび上がらせようとするものです。[「まえがき」より]

本書からわかること

1.研究開発の概要

新領域「経験」は、2つの小領域で構成し、異学年集団で活動を行います。
第1小領域は、多様な「ひと・もの・こと」と出合う経験を通して、学問につながる個の生活知を豊かにする「はっけん」です。この時間で獲得した生活知と教科学習における学問知を組み換えながら学習するプロセスを通して、知の創造を目指しています。
第2小領域は、実社会とつながるプロジェクト活動を通して、様々な成功や失敗を味わう経験により、生き方・在り方につながる個の生活知を豊かにする「ちょうせん」です。
また「じぶん」の時間は、経験領域での質の高い体験をもとに、同学年集団で議論を深め、子どもたち自ら変容し、成長するプロセスを通して、価値の創造を目指しています。
経験と知、経験と価値を構造化した教育課程を実現することにより、「自律的に学ぶ力」「関わる力」「創造する力」を育み、「分かち合い、共に未来を切り拓く子ども」を育成することが期待できるのです。

2.「はっけん」の時間とは

「はっけん」の時間は、異学年集団で多様な「ひと・もの・こと」との出合いを通して、学問につながる個の生活知を豊かにすることを目指す時間です。教師は教科学習につながる生活知を想定し、異学年集団における学びの良さを生かした授業づくりを行います。「はっけん」を行うことにより、同学年での教科学習において、生活知と学問知の組み換えが起こりやすくなり、子ども一人一人がもつ生活知が教科学習の中で生かされる状況をつくることができると考えられます。

3.「ちょうせん」の時間とは

「ちょうせん」は、異学年集団での実社会とつながるプロジェクト活動において、様々な成功や失敗を味わう経験により、生き方・在り方につながる個の生活知を豊かにすることを目指す時間です。実社会に働きかけていくプロジェクト活動において、子どもたちは、様々な成功経験や失敗経験を味わうことができます。そのような状況の中で、子どもたちは、仲間を価値のある存在として捉え、議論を積み重ねながらプロジェクトのゴールを目指します。仲間と共にプロジェクト活動を行う過程で身に付いた個の生活知は質の高いものになると考えられます。

4.「じぶん」の時間とは

経験領域での質の高い体験をもとに、同学年集団の「じぶん」の時間において話し合い、子どもたち自ら変容し、成長するプロセスを通して、価値の創造を目指す時間です。主に経験領域で活動したことを授業の中で扱うことで、子どもたちは、自分事の課題として、より主体的に自分自身の在り方を考えることができるようになります。そして、同学年集団の中で、友達の意見と自分の意見を比べたりつないだりしながら、自分の価値観そのものを見直して変容するというプロセスを経て、価値創造が行われると考えられます。