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月刊 理科の教育2026年2月号

ISBN: 4912093130266

一般社団法人日本理科教育学会/編

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商品説明

特集:子どもたちへの問いかけの工夫

理科ならではの問いかけの工夫とは

本誌では、これまで様々な理科教育の話題を取り上げてきましたが、授業を進める上で一番基本的な指導技術の一つである「発問」については、特集として取り上げる機会があまりありませんでした。学習指導要領とその解説にも、指導内容やその取扱いについては詳しく記述されていますが、それぞれの単元の授業でどのような発問が適切で効果的なのかについては書かれていません。
授業では、教師が板書や電子黒板で各単元の学習課題や問いを子どもたちに示すことが多いですが、教科書や板書などに書かれた文はイコール発問ではありません。また、発問は課題を示すためだけのものではありません。発問をより幅広い子どもたちへの「問いかけ」と捉えると、学習活動に際して常に目の前の子どもたちに向けて直接行われるコミュニケーションであり、理解を深めたい場面や混乱している考えを整理したい場面など、授業の様々な場面で重要な役割を果たしているのが、教師からの問いかけです。
各学校での授業研究の際には、問いかけの仕方について、若手がベテランから指導を受けることが多いです。経験が浅いと、指導内容についての理解と学級の子どもたちへの理解が不十分なことがあり、伝わらない問いかけを繰り返してしまうこともあるでしょう。その一方で、経験が長ければ上手な問いかけができるとは限りません。変化が激しい社会の中で、子どもたちの個々の経験や言葉の受け止めの仕方が変わってきています。今の時代の子どもたちに伝わる問いかけにするためには、どのようなことを踏まえる必要があるのでしょうか。
また、他の教科とは異なる理科ならでは問いかけの工夫も考えられるでしょう。例えば、理科の授業では、言葉よりも先にまず現象や映像を見せて、子どもたちが問題を見いだすような授業を実践している教師がいます。また、理解が難しい場面ですぐに教師が説明をするのではなく、子どもたちに既習事項や異なる視点からの問いかけをして考えさせる教師もいます。
本特集では、様々な先生たちに、それぞれが問いかけで工夫していること、上手に伝わった問いかけ・伝わらなかった問いかけ、子どもの考えが深まった問いかけ・教師の空振りに終わってしまった問いかけなど、これまでの指導経験を紹介いただき、読者の皆さんと共有する場としたいと考えています。本特集で、互いの問いかけの工夫を共有することが、目の前の子どもたちへの上手な問いかけにつながり、よりよい理科の授業づくりに寄与することを期待しています。

(『理科の教育』編集委員会)