「社会科」授業で大切なこと
「社会科ってどうやって授業をつくればよいかわからない」「教えるのが難しい教科だ」
こんな声が聞かれることの多い教科・社会科。その背景には、“社会科って暗記ばかりしていた記憶しか残っていないけど、教師になって授業で求められていることは、それとは違うようだ…”こんなギャップがあるのかもしれません。
しかし、本章の第1章で集録している「社会の教科特性」を掴めれば、実はとってもシンプルな教科であることがわかります。さらに言えば、学習指導要領が求める「見方・考え方」を働かせ、殊に資質・能力の一つである「思考力、判断力、表現」を育成しやすい教科でもあるのです。
そこで本書では、まず「社会科とはどのような教科なのか」をしっかり押さえ、そのうえで、「どのような準備を行って授業を行えばよいか」「子どもが学んだことをどのように見取り評価すればよいか」をわかりやすく解説します。