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月刊 初等教育資料2025年9月号

ISBN: 4910044350954

文部科学省教育課程課・幼児教育課/編

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商品説明

特集Ⅰ
各教科等の目標の実現に向かうGIGAスクール構想のもとでの授業②

 令和6年12月25日、次期学習指導要領の改訂に向けて文部科学大臣より諮問が出されました。
 その中で、顕在化した課題の三点目に、「GIGAスクール構想による1人1台端末やクラウド環境等のデジタル学習基盤(以下『デジタル学習基盤』という。)は、一人一人の興味や関心に応じ、よさを伸ばし、困難の克服を助ける大きな可能性を秘めていますが、その効果的な活用は緒に就いたばかりです。我が国のデジタル競争力は他国の後塵を拝しており、社会全体の生産性や創造性を高めていく観点からもデジタル人材育成の強化は喫緊の課題です。 その一方で、実体験の格差やデジタル化の負の側面等を指摘する声もあります。『デジタルかリアルか』、『デジタルか紙か』といった二項対立に陥らず、『デジタルの力でリアルな学びを支える』との基本的な考えに立ち、バランス感覚を持って、積極的に取り組む必要があります」と示されました。
 デジタル学習基盤を活用した実践については一定程度広まっているものの、未だ学校、教師ごとに活用状況に差があること、「とにかく使う」という段階から、デジタル学習基盤を活用した教科ごとの「深い学び」(教科ごとの資質・能力の育成に資する学び)を実現する段階へと発展させていく必要があることなど、更なる「デジタル学習基盤の効果的な活用」が求められています。
 そこで、9月号では、8月号に引き続き「各教科等の目標の実現に向かうGIGAスクール構想のもとでの授業」を特集します。9月号では、GIGAスクール構想のもとでの主体的・対話的で深い学びの実現や、幼児教育と小学校教育におけるデジタル学習基盤の活用の在り方、そして、各教科等で具体的な事例を基に、デジタル学習基盤を効果的に活用しながら、深い学びに至る授業について論説します。
 なお、デジタル学習基盤で「深い学び」が実現する学習指導の例は、https://www.mext.go.jp/studxstyle/から参照可能です。
(9月号論説事例掲載教科:家庭、体育、外国語活動・外国語、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、特別活動)

特集Ⅱ
学習指導要領における指導のポイント[国語]
国語科における言語活動の創意工夫

 現行の小学校学習指導要領・国語科の目標に「言語活動を通して」と明記されているように、言語活動は国語科の学習の要と言えます。また、学習指導要領とその解説では、各教科等の学習の基盤である言語能力を育成するため、各教科等において言語活動の充実を図ることが求められています。特に、国語科は中核的な教科として、言語活動の工夫・改善が重要です。
 言語活動を設定する際には、単元で育成する指導事項に照らして、教材の特徴や子供の実態を踏まえた創意工夫が必要となります。
 そこで、本特集では、その言語活動について、学習指導要領の趣旨を実現するための授業改善を一層進めるために、その位置付け及び創意工夫の重要性について改めて確認します。そして、子供たちが主体的に言語活動に取り組めるようにするためには、どのように単元を構想するか、教材をどのように扱うか、言語環境をどのように整えるかなど、子供の状況に応じて、その都度言語活動を創意工夫した3つの実践を紹介します。各実践の具体的な観点は次のとおりです。

◆事例1:教材の特徴を生かしながらも、学校の置かれた状況(学校の研究)から生まれる課題に引き寄せ、子供に必要な資質・能力を育成するために、どのような創意工夫を行ったのか。
◆事例2:資質・能力の育成のために必要な言語活動に興味・関心を抱かせ、その興味・関心を持続させるために、どのように創意工夫を行ったのか。
◆事例3:学習の積み重ねを生かして子供のやる気を引き出し、本単元で期待される子供の姿が現れるように、どのような創意工夫を行ったのか。

 この3つの実践事例は、単なる模倣の対象ではなく、あくまで創意工夫の一例として提示するものです。読者の皆様におかれては、子供が主体的に言語活動に取り組むためにどのような観点で創意工夫がなされているのか、また、その結果どのような資質・能力の育成につながったのかという視点から読み取ってください。

※2025年度限定サービス:2025年度の初等教育資料をご購入いただいた方に、特典として、2018年度の初等教育資料の抜粋電子版閲覧サービスを提供しています。当該年度の初等教育資料の文部科学省の解説、教科調査官記事のみになります。詳細は本誌、最終ページをご確認ください。ダウンロード用の二次元コードがあります。(記事の内容は2017年度当時の状況のものになりますので、予めご了承ください。)