子どもの心が軽くなる! ソーシャルスキルモンスター
レビューを書くと100ポイントプレゼント
商品説明
問題行動を外在化(モンスター化)し、モンスターの理解と攻略を目指すSST
日常生活や対人関係などのさまざまな場面で、つまずいてしまう子どもはたくさんいます。 しかし、その問題はその子自身に原因があるのではありません。事情があって、身についてしまった行動、習慣、思考パターンに問題があるだけなのです。わたしたち大人がすべきことは、子どもを叱りつけ、問題を指摘して否定することではありません。うまくいかない原因を特定し、それを「外在化」することです。外在化さえできれば、あとはともに闘うことが必要なのです。
外在化:問題行動を、主体者である子どもからいったん切り離して捉え直すこと
モンスターの攻略を通して、問題行動と向き合う
[実際の使用場面]面倒なことを、すぐに投げ出してしまうAくん
・従来の指導
面倒くさいと感じることがあっても、すぐに嫌になって投げ出すのはよくありません。Aくん、これからは粘り強く最後まで頑張ろうね。
このような指導では、「面倒くさがるのはAくん自身の内面に問題がある」ことになってしまい、このようなことを言われ続けると、Aくんは「自分は何もやっても中途半端だ」「自分が悪い」と考え、自己肯定感の低下などにつながる可能性もあります。
そこで本書では、「面倒くさがるのは心のなかにモンスターがいるからだ」と考え、問題行動とAくんをいったん切り離し、捉え直す指導を提案します。
・ソーシャルスキルモンスターによる指導
みなさんは宿題やお手伝いなど、自分から取り組むことができますか?それとも、おうちの人にいろいろと言われないと、なかなか取り組むことができませんか?
早めにやってしまえば後が楽になるのはわかっているけれど、気持ちがどうしても向かないのは、もしかすると「めんハクサイ」の仕業かも知れません。
めんハクサイはフォースをつかって、「面倒くさい」という気持ちが大きくなるようにしているんだって。
決められたことを面倒くさがらず、自分から取り組むことができるようになったら、めんハクサイは転生して、もともといた鍋料理屋さんに戻ります。
「めんハクサイ」はAくんだけでなくて、ほかのみんなの中にもいます。わたしたち大人のなかにもよく出没します。
これから、どうやったら「めんハクサイ」を転生させて出て来ないようになるか、一緒に考えようね。
ソーシャルスキルモンスターを使った指導では、「問題行動を起こしてしまうのは、あなたのせいではない」「私もあなたと一緒に、その問題に取り組んでいきたい」というメッセージを、当事者である子供たちに届けることを大切にしています。
最新刊「子どもの心が軽くなる! ソーシャルスキルモンスター」では、新モンスターが50体登場
昨年刊行した「子どもが思わず動きだす! ソーシャルスキルモンスター」の35体と合わせて、合計85体のモンスターが誕生しました。子どもたちの特性に合うモンスターがきっと見つかるでしょう。