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わたしだけの宝物をつくる-自分らしく輝く図画工作の時間-

ISBN: 9784491059020

小林 恭代/著

セール価格 2,200(税込)
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商品説明

心が動く瞬間、一人一人にドラマが生まれる図画工作の授業

本書の概要

「授業が終わった後、ある子供が枝を抱きしめて、『これ、絶対持って帰る』と言いました。 じっくりと関わることで、枝が自分だけの宝物になったのでしょう」(本文より)。文部科学省教科調査官として全国を飛び回る著者が出会ったのは、自分らしくひたむきに表現し、鑑賞する子供の姿と、伴走者として寄り添う教師のまなざし。正解のない問いに対して自分なりの答えをつくる図画工作の学びは、混沌とした現代を生きていくために必要な感性を育み、心豊かな人生へとつながる「宝物」を子供たちにもたらします。子供の笑顔が輝く珠玉の授業実践12例を通して、図画工作の学びを支える教師の心掛けや手立てを伝える一冊です。

本書からわかること

図画工作はよりよく生きるための学び

図画工作では、単に上手な作品をつくれるようになればよいわけではありません。生活や社会の中で出会う形や色などと豊かに関わる資質・能力を身に付けることが、よりよい人生や社会をつくることにつながります。それは将来の役に立つというだけではなく、今感じたりつくったりすることそのものを楽しむ経験を大切にするということです。
第1章では、図画工作の学びが子供にとってどんな意味や価値があるのかということを考えます。自分はどうしたいのかという正解のない問いに挑む表現の活動や、対象のよさを味わいながら、自分なりの見方や感じ方を深めていく鑑賞の活動。それらを通して育まれる子供の感性は、不確実な時代において、今後より一層重要となるものです。

図画工作の授業づくりで大切にしたい5つのポイント

授業の主役は子供です。子供が夢中で活動し、自分らしさを発揮できるようにするために、教師はどうしたらよいのでしょうか。第2章では、5つのポイントを挙げながら、教師の手立てについて解説します。

①思いを表現するための材料や用具の準備
②豊かな活動が広がる場所の設定
③じっくり感じ、考え、表す時間の設定
④子供の活動を支える教師の関わり
⑤指導に生かす学習評価の視点

さらに、それらのポイントを踏まえた実際の授業研究の様子を、教師同士のやりとりを通して紹介しています。

ワクワク、ドキドキ、のびのび、キラキラ、じっくり……子供の心が動く瞬間を見つめて

 

第3章では、著者が見つめた12例の授業場面を通して、自分らしく輝く子供たちの姿と、それを支える教師の工夫を紹介します。ここでは子供の心の動きに着目し、以下のテーマごとに実際の授業の様子を生き生きと伝えます。子供が自分だけの「宝物」を生み出す瞬間を、ぜひあなたも味わってみてください。

【ワクワク】この材料でどんなことができるだろう
…自分の手や体全体で材料と関わり、自分のイメージをもつ
【ドキドキ】用具が体の一部になる
…用具との出会いを楽しみ、自分の思いを実現する
【のびのび】世界を多様に見る
…自分らしく、世界を多様に見る目を育む
【キラキラ】夢を抱き、未来を想像する
…夢をもち、想像することを楽しんで表現する
【じっくり】自分を見つめる
…目には見えない心を表すことに挑戦する

こんな先生におすすめ

・図画工作の授業の手立てやヒントを知りたい先生
・子供の感性を育む指導を目指している先生
・伴走者としての教師の姿勢について考えたい先生