誰得!? 三者面談から考える教師―保護者―子どものよりよい関係

誰得!? 三者面談から考える教師―保護者―子どものよりよい関係

中学校教諭として学校の目指す姿やあるあるを漫画にしてTwitterで発信されているえぴれふ先生が、立場の違いを「天日干し」して、よりよい学校づくりを考えます!
今回のテーマは「教師の“見る”」について。
昼休みにただ校庭で子どもが遊んでいるのを見ているベテラン教師とのやり取りを例に、子どもの成長と向き合う教師の本質について考えます。

「保護者や生徒に媚びてはならん!」という考え方は、学校現場の空気に溶け込んでいるものかもしれません。実際問題、シタテに出たりヘツラッたりすることは、「学校」の立場を下げる要因になるかもしれません。
しかし、我々もそうですが「労をねぎらってもらえる」「感謝を伝えてもらえる」場面がなければ、他者と協力しようとか努力しようとかなかなか思えないものです。 日々心身を砕いていることがちゃんと報われればこそ、「よし一緒にがんばろう!」と歩み寄る気持ちになれるのではないでしょうか。

私だったら、「えぴ先生のところの生徒、こんなに良い活動してたんです!何か指導の秘訣でもあるのでしょうか?」と言われたら即落ちです。笑
これを保護者に置き換えるなら、「お子さんがこんな良い発言をしていたんです!もしかしておうちで話していたりするのでしょうか?」でしょうか。
「いやあ、特に何もしていませんが」とケンソンしつつも、「強いて言えばコレですかねえ?」なんて言いながら、日々意識している教育方針を語ってくださる…なんて流れになれば最高だと思うのです。(教師が話す時間も減りますしね!笑)

来週・再来週から面談期間、という学校も多いかと思います。全国でたくさんの「愛の矢」が放たれることを願っています。
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三者面談以外にも、「コレって誰得?!」と思うことがまだまだまだまだあるはずです。
「がっこうてんぴぼし」では、引き続きそんな「モヤモヤ」を天日にさらして「ふかふか」にしていきます。
「このモヤモヤを干してほしい!」というお便りをお待ちしています。