はじめに 1
第1章 子どもが変わる最初の一歩
――仕掛けて、待つ
「子どもが自分で考える場」をつくる教師の仕掛け 12
最初は、あえてあいまいな指示を出す 16
友達の「いいところ」を見つける子に育てるために 21
「人づき合いは、見方一つでガラリと変わる」 24
子どもたちへの「根回し?」も教師の仕事 28
「男女の壁をなくす」ことのすごい効果 32
子どもがつくったルールでクラスを動かす 36
ワクワクするモチベーションを生かす 39
日記の見方―返事を要するものはお泊まりさせない 41
ドリルの採点法―低学年から自分で丸をつける方法を教える 44
第2章 「点」ではなく「面」で見る
――子どもを見る
実践! 「子どもウォッチング」のすすめ 48
子どもを「点」ではなく「面」で見る 51
事件は「休み時間の終わり」か「掃除時間」に起きている 55
子どもから信頼を得るための「三回の法則」 59
子どもを変えるのは難しくない? 62
子どもは三日で変わる可能性をもっている! 65
自信をもつと、子どもは自ら変わっていく 70
グループの輪に入っていけない子どもがいたら…… 73
子どもを「見る」ヒントを子どもにもらう 77
子どもだって、教師を見ている 80
第3章 ほめるための仕組みをつくる
――ほめる・叱る
子どもが変身するほめ方とは 86
クラスが動く「ほめ方の三段ロケット」 89
一定の基準をもって子どもを叱る 93
叱り方も「使い分け」が大切 97
子どもを叱るべきとき、叱ってはいけないとき 100
机間指導をするときの意外な注意点 103
誰かが忘れ物をしたときは…… 106
自分の姿は、自分が一番見えていない? 110
子どもを変えるヒントは身近なところに 112
第4章 一人の子どもに変化を起こす
――変化を広げる
「一人の変化」が「クラスの変化」を起こす 116
学級づくりと授業づくりは同時進行で 120
「発表できない子ども」に変化を起こす 123
「話を聞けない子ども」に変化を起こす 126
「話すのが苦手な子ども」に変化を起こす 129
「考える練習」で変化を起こす 132
手の挙げ方は子どもの自信のバロメーター 135
二度目、三度目のチャンスを与えて変化を見る 138
「子どもの問い」から授業をつくる 142
「素直な反応」から授業をつくる 148
小数や分数を身近な人にたとえてみると? 152
第5章 保護者と一緒に変化を起こす
――周りを巻き込む
保護者を巻き込むのも一つの方法 156
小学校は人間関係を学ぶ最高の環境 159
教師と保護者が一緒に子どもを育てる 162
夏休み前、私が必ず保護者にお願いしておくこと 165
「うちの子は三日坊主なんです」と言う保護者へ 168
家庭でも「考える力」を身につけることはできる 172
おわりに 176